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藤原竜也、3D映画『おかえり、はやぶさ』主演で「日本を元気に」

 映画各社が凌ぎを削る小惑星探査機「はやぶさ」の映画化合戦。松竹が製作する『おかえり、はやぶさ』(本木克英監督)では、俳優の藤原竜也が主演を務めることが14日、明らかになった。同作は、昨年6月に奇跡の帰還を果たした「はやぶさ」の7年に及ぶ宇宙の旅を、最新の技術を駆使した3D映像で描き出す。「はやぶさ」の原動力となったイオンエンジンの開発を担当する新米エンジニア役の藤原は「日本を元気にさせるような温かい作品を届けられるよう精一杯頑張ります」と気合が入っている。

松竹版『はやぶさ』は全編3D。藤原竜也主演で宇宙に関わる仕事を共通の夢とした父と子の絆を描く 

松竹版『はやぶさ』は全編3D。藤原竜也主演で宇宙に関わる仕事を共通の夢とした父と子の絆を描く 

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 2003年5月9日に打ち上げられた「はやぶさ」は、度重なるトラブルに見舞われながらも小惑星イトカワに到達し、サンプルを採取して持ち帰るという米航空宇宙局(NASA)でも成し得なかった偉業を達成し、日本中を感動させた。同作はイオンエンジンの開発に従事する主人公・大橋健人が、「はやぶさ」の一大プロジェクトを通して成長する姿を、宇宙に関わる仕事を共通の夢としていた父と子のドラマを織り交ぜて描く。当初、年内の公開を予定していたが、大震災を乗り越えるためのエールとして、震災1年後の2012年3月公開となった。

 主人公の父親・伊佐夫役で出演する俳優の三浦友和は「宇宙にあまり興味がない方々にも楽しんで頂ける作品になれば」。JAXA(宇宙航空研究開発機構)勤務の新米理学博士・野村奈緒子役の女優・は、「映画を通して、憧れていた宇宙に、それも『はやぶさ』というヒーローに携わることが出来て、とても感激しています。『はやぶさ』の華やかな活躍の舞台裏のエピソードを、一つ一つ噛み締めて演じたい」とコメントを寄せた。

 本木監督は「帰還の感動に加えて、日本の宇宙開発のこれまでとこれから、先端的科学技術者たちの人間的な側面にも踏み込んだ、3Dエンタテイメントにしたい」と意気込む。宇宙空間をひとりぼっちで航行する「はやぶさ」の姿はもちろん、全編3Dで映画化される。

 同作のほかにも、5月14日に公開されたドキュメンタリー映画、角川映画配給『はやぶさ HAYABUSA BACK TO EARTH』(上坂浩光監督)、竹内結子主演で女性の成長を織り交ぜながら描く20世紀フォックス配給の『はやぶさ HAYABUSA』(堤幸彦監督、10月1日公開)、渡辺謙主演でプロジェクトリーダーに主軸を置いた東映配給の『小惑星探査機はやぶさ 遥かなる帰還(仮)』(瀧本智行監督、2012年公開)がラインナップされている。

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  • 松竹版『はやぶさ』は全編3D。藤原竜也主演で宇宙に関わる仕事を共通の夢とした父と子の絆を描く 
  • 3Dで公開される映画『おかえり、はやぶさ』(イラスト:池下章裕) 

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