お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が6日、都内で行われた映画『さや侍』の完成披露試写会の上映後、舞台あいさつに立った。約1500人収容の3階席まである会場は満員。上映中は何度も笑い声が上がり、上映後には大きな拍手が沸き起こった。松本監督は客席を見渡しながら、「ここまで来るまですごく辛かったですけど、なんか良かったなと思っています。ありがとうございました」と目頭を熱くした。
同作は、刀を持たない侍(さや侍)“勘十郎”と、その娘“たえ”のつながり、絆を奇想天外な設定で描く完全オリジナルストーリー。松本監督は、2009年に第1子となる長女が誕生した「影響はあるでしょうね。物語の終わりに出てくる手紙には、自分の内面がだいぶ出ちゃっています」と明かし、「僕のこと嫌いな人もいるでしょうが、今回、僕は出演していないから。今までの作品を観ていない人にも一回、観てもらいたい」と強い思い入れを語った。
今回の主演は「主役になっていたとは思ってもみなかった」という素人の野見隆明。「10年以上の付き合いになるが、出会った頃の野見さんは、解約して使えない携帯電話を胸ポケットに入れていた。最後のプライドというか、それがさやだけは捨てていないこの映画のヒントになった」と松本監督。
野見の演技力が期待できない分、松本監督は「前半はほとんどドッキリ状態で、映画の撮影をしていることも、僕が監督していることも教えずに、ただ目の前の男の子を笑わせろと、助監督を介して指示していた」といい、台本はすべての撮影が終了してから、花束と一緒に手渡したという。「野見さんは追い込めば追い込むほどテンパッていくタイプ。もはやドキュメント。ひざを擦りむいているのもメイクじゃないし、手が震えていたのは助監督が怖くて本当に震えていた。狙い通りだった」。
そんな野見をフォローして余りある活躍を見せるのが、たえ役の“辛口子役”熊田聖亜。「この娘、たえは終わってもそのまま真っ直ぐと一生懸命頑張っていきます」と名乗り口上を披露し、大人たちを圧倒。「たえという素晴らしい役をやらせていただいて、聖亜はすごく幸せもの」と話していた。
舞台あいさつには、共演の板尾創路、りょう、國村隼、柄本時生、ROLLY、腹筋善之介も登壇。野見に対する“ドッキリ”作戦に付き合わされ、「現場で野見さんを無視するのが辛かった」とりょう。板尾は「素人を使う映画はあるんでしょうが、本人がそのことを知らないなんて。いつか逃げると思っていたが…」。國村は「面白くても笑ってはいけない役柄だったので、結構大変でした」と撮影を振り返っていた。
同作は、刀を持たない侍(さや侍)“勘十郎”と、その娘“たえ”のつながり、絆を奇想天外な設定で描く完全オリジナルストーリー。松本監督は、2009年に第1子となる長女が誕生した「影響はあるでしょうね。物語の終わりに出てくる手紙には、自分の内面がだいぶ出ちゃっています」と明かし、「僕のこと嫌いな人もいるでしょうが、今回、僕は出演していないから。今までの作品を観ていない人にも一回、観てもらいたい」と強い思い入れを語った。
今回の主演は「主役になっていたとは思ってもみなかった」という素人の野見隆明。「10年以上の付き合いになるが、出会った頃の野見さんは、解約して使えない携帯電話を胸ポケットに入れていた。最後のプライドというか、それがさやだけは捨てていないこの映画のヒントになった」と松本監督。
野見の演技力が期待できない分、松本監督は「前半はほとんどドッキリ状態で、映画の撮影をしていることも、僕が監督していることも教えずに、ただ目の前の男の子を笑わせろと、助監督を介して指示していた」といい、台本はすべての撮影が終了してから、花束と一緒に手渡したという。「野見さんは追い込めば追い込むほどテンパッていくタイプ。もはやドキュメント。ひざを擦りむいているのもメイクじゃないし、手が震えていたのは助監督が怖くて本当に震えていた。狙い通りだった」。
そんな野見をフォローして余りある活躍を見せるのが、たえ役の“辛口子役”熊田聖亜。「この娘、たえは終わってもそのまま真っ直ぐと一生懸命頑張っていきます」と名乗り口上を披露し、大人たちを圧倒。「たえという素晴らしい役をやらせていただいて、聖亜はすごく幸せもの」と話していた。
舞台あいさつには、共演の板尾創路、りょう、國村隼、柄本時生、ROLLY、腹筋善之介も登壇。野見に対する“ドッキリ”作戦に付き合わされ、「現場で野見さんを無視するのが辛かった」とりょう。板尾は「素人を使う映画はあるんでしょうが、本人がそのことを知らないなんて。いつか逃げると思っていたが…」。國村は「面白くても笑ってはいけない役柄だったので、結構大変でした」と撮影を振り返っていた。
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2011/06/07