映画『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』（佐藤英明監督）が4月30日に全国公開され、東京・丸の内TOEIでは出演者の浅野忠信、堀北真希らによる舞台あいさつが行われた。浅野の呼びかけにより起こった約500人の観客たちの「シェー」に、浅野は「最高ですね、これは、素晴らしい、めちゃめちゃ嬉しい」と感動の面持ちだった。

　同作は、『天才バカボン』などで知られる“ギャグ漫画家・赤塚不二夫”と担当編集者の絆を描いた物語。「シェー」は赤塚さんの代表作『おそ松くん』に登場する“イヤミ”のギャグで有名だ。

　赤塚さんの雑誌の切り抜きを部屋に飾っていたことがあるほど、「赤塚さんが大好き」という浅野は「毎日、赤塚さんのために自分が何をできるか考えて、やりきった」と感無量の様子で、「赤塚さんになりきっていくうちに、自分がほどけて自由になれた。リセットされた感じがしました」と語った。

　赤塚と一緒に“バカ”なことをする担当編集者・初美役の堀北は「出来上がった作品を観て、本当に自分かな？と思うような自分がいてびっくりした」。この映画に出演する前は「ギャグ漫画を読んだことがなかった」という堀北だったが、「私も初美と一緒に赤塚さんに魅せられて、赤塚さんの世界に入っていけた。赤塚さんはとても甘え上手な人だと思う。（自分は）甘えるのが下手なので、ちょっとうらやましいと思いました」と話した。

　舞台あいさつにはほかに、阿部力、木村多江、いしだあゆみ、佐藤監督が登壇した。

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