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東映が2011年ラインナップを発表 40周年不滅のヒーローから宇宙を旅したリアルヒーローまで幅広く

 映画会社・東映の2011年ラインナップ発表会が19日、都内で開かれた。1951年に設立された同社の60周年記念作品としてピックアップされたのは、誕生から40周年の『仮面ライダー』シリーズの最新作『レッツゴー仮面ライダー』(4月1日公開)、ゴレンジャーからゴーカイジャーまでの歴代全35戦隊が勢ぞろいする『スーパー戦隊35作記念作品(仮題)』(5月21日公開)、製作費10億円をかけた『手塚治虫のブッダ‐赤い砂漠よ!美しく‐』(5月28日公開)の3作品。これらを含め、バラエティー豊かな25作品が紹介された。

2011年東映ラインナップ発表会の模様 (C)ORICON DD inc. 

2011年東映ラインナップ発表会の模様 (C)ORICON DD inc. 

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 中でも注目は小惑星探査機『はやぶさ』のプロジェクトチームの実話をもとに、遥かな宇宙の旅に挑んだ人々とそれを支えた人々を描く人間ドラマ『小惑星探査機はやぶさ‐遙かなる帰還‐(仮題)』。最新のVFX技術で『はやぶさ』が見た深宇宙の再現に挑みつつ、「プロジェクトチームのメンバーとその家族、プロジェクトを支援する人々の思いを汲んだ人間ドラマにしたい」と映画ブロデューサーの坂上順氏は意気込む。スタッフ・キャストは3月ごろに発表、5月にクランクインを迎える。公開は2012年予定。

 今秋公開の韓国映画『アジョシ(原題)』は、昨年8月に公開された韓国では、630万人を動員する大ヒットを記録した作品で、同社が約30年ぶりに単独買い付けして配給する。韓国俳優ウォンビン演じるトラウマを抱える主人公が、ひょんなことから出会った少女を救うため犯罪組織との壮絶な闘いに挑む本格アクション大作だ。

 俳優・オダギリジョーと韓国俳優チャン・ドンゴンのW主演で現在、撮影中の映画『マイウェイ(仮題)』もCJエンタテインメントジャパンと共同配給する。同作は『シュリ』(1999年)、『ブラザーフッド』(2004年)のカン・ジェギュ監督が7年ぶりに挑む大作で、第二次大戦期を舞台に、時代に翻弄された2人の兵士の宿命と友情を朝鮮半島からヨーロッパを股にかけた壮大なスケールで描く。

 会見には、『僕達急行〜』(秋公開)の森田芳光監督、『わさお』(3月5日公開)の錦織良成監督、『これでいいのだ!!映画赤塚不二夫』(4月30日公開)の佐藤英明監督、『小川の辺』(7月2日公開)の篠原哲雄監督、長野県大鹿村に受け継がれる村歌舞伎を俳優・原田芳雄主演で描く群像喜劇『大鹿村騒動記』の阪本順治監督、『僕たちは世界を変えることができない。』の深作健太監督、『莫逆家族‐バクギャクファミーリア‐』の熊切和嘉監督が登壇し、作品の見どころをアピールした。

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