人気グループ・SMAPの草なぎ剛（36）と女優の竹内結子（30）が15日、都内の劇場で映画『僕と妻の1778の物語』（星譲監督）の公開初日舞台あいさつを行った。草なぎは「今朝、両手を広げて『公開日だ〜』と叫びながら起きた」と感慨もひとしお。竹内とは映画『黄泉がえり』（2003年）以来、7年ぶり3度目の共演となるが、「結子ちゃんのおかげで、すばらしいお芝居ができた。まさに奇跡的」と自画自賛した。

【写真】その他の写真を見る

　同作は草なぎが主演し、フジテレビ・関西テレビ系で3作ドラマ化された『僕の生きる道』シリーズの最新作で初の映画作品。『ねらわれた学園』などで知られるSF作家・眉村卓氏と2002年に癌で亡くなった悦子夫人の実話をもとに、「人は笑うと免疫力が上がる」という医師の言葉を信じて、主人公が妻に1日1篇の短編小説を5年間にわたって書き続けた夫妻の愛と、奇跡を描く。

　「愛する人のために何が出来るか」を問う物語のテーマに共感した草なぎは「2人の共通点を見つけて、それを毎日やってあげたい。僕はカレーが好きなので、奥さんもカレーが好きだったら毎日カレーを作ってあげようかな。香辛料も体にいいし…」ととっておきのアイデアを披露。

　そのユニークさにちょっと引いてしまった竹内が「カレーが余ったら、次の日も同じカレーが出てくるの？　チキンカレーが2日続いたりするの？」と突っ込みを入れるも、「2日目のカレーもおいしいよ。いや、毎日違うカレーを作ります」と草なぎは譲らない。結局、竹内も「相手を笑顔にするために、まず自分が笑顔でいるようにする。カレーを作ってくれるなら、喜んでカレーを食べます」と話を合わせ、“一日一カレー”案をめぐるトークで観客を笑わせた。

　年頭の書き初めとして、今年の目標を漢字一文字で表した草なぎは「向上心を持って、自分と向きあって成長したい」という思いから「向」、竹内は「いろいろなことを成し遂げられるように日々努力していきたい」と「成」を書き上げた。草なぎの達筆を竹内が褒めると、草なぎも「竹内さんの字も味があっていいですよ。面白いですよ、いい意味で」。お互いの印象については、草なぎは竹内を「華」と表し、「持って生まれた華が、年々開花させているよう」、竹内は草なぎを「心」と表し、「周りの人の心を和ませたり、心遣いのできる人」と話していた。

◆映画ニュース　最新情報｜インタビュー