今年7月に亡くなった劇作家つかこうへいさんの代表作『熱海殺人事件』が来年2月4日に上演され、主人公・木村伝兵衛の愛人である婦人警官・片桐ハナ子役で女優・長谷川京子(32)が7年ぶりに舞台出演することが18日までにわかった。産休を経て今年1月に女優復帰してから約1年、「ちょうど、初心に戻ってまっさらな状態でお芝居をしたいと思っていた」といい「今までやってきた映像とは違って、新鮮な気持ちで全身を使ってお芝居をするということがしたい」と初のつか作品に挑む。
演劇界の巨匠、つか氏の数ある作品のなかでも『蒲田行進曲』と並ぶ高名作品で1973年初演。主人公の木村伝兵衛部長刑事をはじめ若手刑事、女性刑事、容疑者の4人芝居が基本だが、1990年代からはさまざまなバージョンが作られ、基本設定や構図以外は役者やセリフ、さらには結末を変えるなどして、日本一再演されている戯曲としても知られる。ハナ子役はこれまで小西真奈美(99年)、内田有紀(02年)、黒木メイサ(04年)、黒谷友香(05、06年)が演じており、今回、伝兵衛役には俳優・山崎銀之丞が起用された。
演出は、つかさんの追悼公演『広島に原爆を落とす日』のプロデュースおよび演出を担当した岡村俊一氏。自身初の『熱海−』演出に「天才、つかこうへいのマネは出来ません。僕なりの分析で名作を復刻する」と目標を掲げる。「ずいぶん昔の話ではありますが、つかさんに『ハセキョーって誰だ?』と聞かれたことがあり、耳に残っている」ことから長谷川の起用を決め、岡村氏自身は彼女を「おっとりした“清楚”さの中に『いたずらな悪魔』が隠れている」イメージだという。
長谷川は「つかさんご自身に演出をつけていただけないのは残念な部分ではあるけれど、今回、このタイミングでお話をいただけたのは何かしらのご縁があるのだなと感じています。つかさんの舞台に出演させていただくのは新しい試み。その中で、自分の新しい一面や自分の幅といったものをみせていきたいと思っています」と意気込み、これまでのハナ子に対し「あまり意識はしていません。新しいハナ子を作っていきたいと思っています」と自分自身を全力で表現する。
熱海最新公演『「熱海殺人事件」NEXT〜くわえ煙草伝兵衛捜査日誌〜』は、『熱海−』の拠点であった同所で「紀伊國屋つかこうへい復活祭」と銘打ち、来年2月4日(金)より14日(月)まで上演。チケットは来年1月9日より一般発売開始。
演劇界の巨匠、つか氏の数ある作品のなかでも『蒲田行進曲』と並ぶ高名作品で1973年初演。主人公の木村伝兵衛部長刑事をはじめ若手刑事、女性刑事、容疑者の4人芝居が基本だが、1990年代からはさまざまなバージョンが作られ、基本設定や構図以外は役者やセリフ、さらには結末を変えるなどして、日本一再演されている戯曲としても知られる。ハナ子役はこれまで小西真奈美(99年)、内田有紀(02年)、黒木メイサ(04年)、黒谷友香(05、06年)が演じており、今回、伝兵衛役には俳優・山崎銀之丞が起用された。
演出は、つかさんの追悼公演『広島に原爆を落とす日』のプロデュースおよび演出を担当した岡村俊一氏。自身初の『熱海−』演出に「天才、つかこうへいのマネは出来ません。僕なりの分析で名作を復刻する」と目標を掲げる。「ずいぶん昔の話ではありますが、つかさんに『ハセキョーって誰だ?』と聞かれたことがあり、耳に残っている」ことから長谷川の起用を決め、岡村氏自身は彼女を「おっとりした“清楚”さの中に『いたずらな悪魔』が隠れている」イメージだという。
長谷川は「つかさんご自身に演出をつけていただけないのは残念な部分ではあるけれど、今回、このタイミングでお話をいただけたのは何かしらのご縁があるのだなと感じています。つかさんの舞台に出演させていただくのは新しい試み。その中で、自分の新しい一面や自分の幅といったものをみせていきたいと思っています」と意気込み、これまでのハナ子に対し「あまり意識はしていません。新しいハナ子を作っていきたいと思っています」と自分自身を全力で表現する。
熱海最新公演『「熱海殺人事件」NEXT〜くわえ煙草伝兵衛捜査日誌〜』は、『熱海−』の拠点であった同所で「紀伊國屋つかこうへい復活祭」と銘打ち、来年2月4日(金)より14日(月)まで上演。チケットは来年1月9日より一般発売開始。
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2010/12/19