シンガー・ソングライターの矢野顕子が18日、東京・銀座ヤマハホールで行われたスタジオジブリのオリジナル長編アニメーション2作、『天空の城ラピュタ』(1986年、宮崎駿監督)と、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年、高畑勲監督)のBlu-rayディスク完成披露試写会に参加した。『−山田くん』の音楽と主題歌を担当した矢野は、ミニライブで「ひとりぼっちはやめた」などを生披露。その後、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーとともにトークショーを行った。
矢野はジブリとの初仕事となった『〜山田くん』を、「アニメーションにひどく疎くて、ほとんど見ていなかった。でも、(原作の漫画家)いしいひさいちさんの大ファンでしたし、普通の人の普通の生活を描くってすごい冒険だと思った。作曲を始めたらけっこう大変でしたが、私にとってもいい機会になって、いろんなことを勉強させてもらった。高畑監督は柔和な顔で、鉄の意志をもった方。音楽に対して真摯で感動しました」と振り返った。
『〜山田くん』の企画も矢野の起用も、「僕なんですよ」とアピールする鈴木プロデューサーは、「高畑監督に『矢野さんに音楽を』と提案した時のことを、僕は生涯忘れられない。高畑さんから、『矢野さんの音楽は高級なんです。鈴木さんにわかるわけがない』と言われたんですよ、悔しかったですね」と話して、観客を笑わせた。
『〜山田くん』で味をしめた鈴木プロデューサーは、三鷹の森ジブリ美術館で上映された短編作品や、2008年公開の『崖の上のポニョ』(宮崎監督)ではポニョの妹たちの声を矢野に依頼。矢野も「人間じゃない声はお任せください」と胸を張った。
スタジオジブリでは来夏公開の最新作『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督)を制作中だが、鈴木プロデューサーは「宮崎駿は年が明けると70歳。高畑勲は75歳。2人合わせて145歳。新しい企画に取り組んでいます。僕の青春はどうなるのかな」と両監督の近況を明かした。さらに、「矢野さんにもまた、お願いすることがあると思います。いつか中川李枝子さん(双子の野ネズミが主人公の絵本『ぐりとぐら』シリーズの作者)の作品をちゃんとやってみたい。それが夢なんです」と話すと、矢野は「やっぱり。人間じゃないんだ…」と小声でつぶやいていた。
『〜ラピュタ』には北米版の本編など、『〜山田くん』には劇場公開時に日本テレビ系で放送された約45分のドキュメンタリー番組など、大容量ならではの映像特典が含まれたBlu-rayはそれぞれ12月22日に発売される。
矢野はジブリとの初仕事となった『〜山田くん』を、「アニメーションにひどく疎くて、ほとんど見ていなかった。でも、(原作の漫画家)いしいひさいちさんの大ファンでしたし、普通の人の普通の生活を描くってすごい冒険だと思った。作曲を始めたらけっこう大変でしたが、私にとってもいい機会になって、いろんなことを勉強させてもらった。高畑監督は柔和な顔で、鉄の意志をもった方。音楽に対して真摯で感動しました」と振り返った。
『〜山田くん』の企画も矢野の起用も、「僕なんですよ」とアピールする鈴木プロデューサーは、「高畑監督に『矢野さんに音楽を』と提案した時のことを、僕は生涯忘れられない。高畑さんから、『矢野さんの音楽は高級なんです。鈴木さんにわかるわけがない』と言われたんですよ、悔しかったですね」と話して、観客を笑わせた。
『〜山田くん』で味をしめた鈴木プロデューサーは、三鷹の森ジブリ美術館で上映された短編作品や、2008年公開の『崖の上のポニョ』(宮崎監督)ではポニョの妹たちの声を矢野に依頼。矢野も「人間じゃない声はお任せください」と胸を張った。
スタジオジブリでは来夏公開の最新作『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督)を制作中だが、鈴木プロデューサーは「宮崎駿は年が明けると70歳。高畑勲は75歳。2人合わせて145歳。新しい企画に取り組んでいます。僕の青春はどうなるのかな」と両監督の近況を明かした。さらに、「矢野さんにもまた、お願いすることがあると思います。いつか中川李枝子さん(双子の野ネズミが主人公の絵本『ぐりとぐら』シリーズの作者)の作品をちゃんとやってみたい。それが夢なんです」と話すと、矢野は「やっぱり。人間じゃないんだ…」と小声でつぶやいていた。
『〜ラピュタ』には北米版の本編など、『〜山田くん』には劇場公開時に日本テレビ系で放送された約45分のドキュメンタリー番組など、大容量ならではの映像特典が含まれたBlu-rayはそれぞれ12月22日に発売される。
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2010/12/19