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ジブリ最新作は少女漫画『コクリコ坂から』 『ゲド戦記』の監督&歌手が再タッグ

 スタジオジブリの長編劇場アニメーション最新作『コクリコ坂から』の概要が15日、発表された。監督は、アニメーション作家・宮崎駿氏の長男、宮崎吾朗氏が2006年7月公開の『ゲド戦記』以来、5年ぶりに務める。また、『ゲド戦記』の挿入歌「テルーの歌」でデビューした歌手・手嶌葵と再びタッグを組み、新作では主題歌を任せることも決まった。同作は2011年夏に全国東宝系で公開される。

スタジオジブリ長編劇場アニメーション最新作『コクリコ坂から』のポスター (C)2011 高橋千鶴・佐山哲郎・ GNDHDDT 

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 同作は『なかよし』(講談社)にて1980年1月号から同年8月号まで連載された高橋千鶴・佐山哲郎による同名コミックが原作。横浜・港のみえる丘を舞台に、おさげ髪の高校生・小松崎海の初恋などが描かれる。

 鈴木敏夫プロデューサーは作品決定の経緯について、「今から15年くらい前。信州にある宮崎駿のアトリエに、毎年夏になると宮崎の姪や甥が遊びに来るんですね。まだ、姪や甥も小さかったので『りぼん』や『なかよし』などのマンガが置いてあり、その中に『コクリコ坂から』や『耳をすませば』もあったんです。昔、『コクリコ坂〜』をやるか『耳を〜』をやるか検討したことがあったんですが、その時は『耳を〜』(1995年公開)をやることになったんです。その後、『借りぐらしのアリエッティ』(2010年7月公開)を作っている中で、次の作品をどうするかをみんなで考えていた時に、宮崎が『コクリコ坂をやろう』と発案し、この作品に決まりました」と説明した。

 新作の時代設定は、東京オリンピックが始まる1年前の1963年。吾朗監督は1967年生まれなので、当時のことは知らない世代だ。鈴木プロデューサーは「時代劇を撮るに等しい作業ですが、いろんな資料を読んだりして、映画を作っております。『ある時代の人の生き方が参考になる』ことがあると思うんです。昔の人は身体を動かすことと頭で考えることのバランスがよかった。現代は頭で考えることが多くなっていると思う。そんな事を吾朗監督と話しています」と進捗を語っていた。

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  • 歌手の手嶌葵 透明感あふれるフェアリーボイスが魅力 

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