お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、先輩芸人・東野幸治とタッグを組んだ旅番組『東野・岡村の旅猿 〜プライベートでごめんなさい〜』（毎週月曜 後11:58〜 日本テレビ系）に13日の放送から復帰することが5日、わかった。今年10月からレギュラー放送が開始したが、長期休養中だった岡村の姿はなかった。岡村は自らマネージャーに「番組タイトルから岡村の名前を取るように」と依頼。だが東野は「岡村が番組に戻ってきやすいように」と申し出を拒否。岡村の代打出演を務めた相方・矢部浩之、出川哲朗をあくまでも“新メンバー”とし、岡村の席を暖め続けた。

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　毎回、喫茶『ぶらじる』に岡村が呼び出され、東野から突然旅先を告げられる場面からスタート。2008年・インド篇、09年は中国篇、ベトナム篇と回を重ねるごとに台本無しの自由な旅は、ハプニングの度合いも奔放さも度を増し、普段から親しい2人がこの旅でだけ垣間見せる“素顔”が人気を集めてきた。そして今年、満を持してのレギュラー放送だっただけに、岡村不在を嘆いたのは、視聴者、スタッフそして東野と当事者・岡村だった。その岡村の想いを知るスタッフだからこそ、視聴者の期待を裏切らないよう相方の矢部、先輩の出川が代打を務めるという異例の形を取ってでも、東野と共に岡村の復帰を待ち続けてきたのだ。

　久しぶりの再会の場所は、もちろん喫茶『ぶらじる』。復帰の喜びをかみしめながら、岡村は「旅猿のレギュラーが始まると聞いたとき、自分は番組タイトルから岡村の名前を取るようにマネージャーに頼んだ。しかし東野さんが、岡村が番組に戻ってきやすいように名前を付けたいと言っていると聞いて感動した」と告白。その言葉を受け、東野も目頭を熱くするかと思いきや「俺はそんなことを言った覚えもないし、スタッフのねつ造」と応戦。ブランクを感じさせない、いつもの程よい“いい加減さ”で復帰第一弾はスタートした。

　休養明けの岡村を気遣い、東野が選んだ旅先は千葉県南房総・白浜温泉。東野が“岡村とやり遂げたいテーマ”をもとに出発した。しかし、当日の東京は暴風雨に見舞われ、東京と千葉を結ぶアクアラインがまさかの封鎖という緊急事態。なんと所要時間に5時間以上を費やし目的地に到着するなど、次々と起こるハプニングをどのように乗り越えていくのか？ パワーアップした“奔放ぶり”に期待したい。

　また、岡村復帰を記念して過去に放送されたスペシャル番組『東野・岡村の旅猿〰プライベートでごめんなさい　中国の旅〜』を2月15日(火)に、『ベトナムの旅』を3月15日(火)にDVD発売が決定している。