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綾瀬はるか、真珠湾攻撃の傷跡に迫る 〜“生き証人”たちに取材を敢行

 女優の綾瀬はるかが、情報番組『NEWS23クロス』(12日・後4:00〜 TBS系)の特別企画『綾瀬はるか戦争を聞く 真珠湾に散った恋(仮)」でリポーターを務めることがわかった。癒し系の人気女優として注目を集める綾瀬だが、同番組では一転。真珠湾攻撃があった現地・ハワイに赴き、戦争を体験した“生き証人”たちに取材を敢行。その声に耳を傾け、多くは語られる事がなかった戦争の悲劇を振り返る。

綾瀬と中野さんは、真珠湾にあるアリゾナ記念館で、館員から当時の様子を取材 (C)TBS 

綾瀬と中野さんは、真珠湾にあるアリゾナ記念館で、館員から当時の様子を取材 (C)TBS 

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 今回、綾瀬が向かったのは、ハワイ・真珠湾にあるアリゾナ記念館。その倉庫で「生好水清」と筆書きされた正体不明の金属製の缶が発見される。実はこのランチボックスのような缶は、真珠湾攻撃に参加し追撃された日本機乗員・清水好生さんの遺品であり、綾瀬はこの缶を手掛かりに彼の人生を紐解いていく。

 清水さんは、ハワイに移民した一家の出身で、一族が日本とアメリカに別れて戦うことになった。また清水さんには将来を誓った恋人がいたが、彼女を日本に残して出兵し、戦死を遂げた。そして今なお、恋人だった女性が彼を忘れずに生きていることを知る。綾瀬は恋人だった女性にも取材を敢行、そして共にハワイの地に降り立ち現地リポートを重ね、戦争で引き裂かれた家族、恋人たちの悲劇を知る。

 綾瀬が同企画をスタートさせたきっかけは5年前。当時放送していた『NEWS23』で戦後60年特別企画が組まれ、キャスターだった故・筑紫哲也さんと共演したことで今回のシリーズ「綾瀬はるか戦争を聞く」が決定した。前回の今年5月放送された際には、綾瀬自身の故郷でもある広島、そして長崎への原爆投下、また広島で語り継がれてきた“戦争”とはまったく違う沖縄戦の事実を深く掘りさげ、戦争を知らない世代である綾瀬のフィルターを通して、同世代へのメッセージが発信された。

 今回のテーマは1941年12月8日に太平洋戦争の始まりとなった真珠湾攻撃。日本の奇襲作戦は当時“大勝利”と謳われたが、その陰では飛行隊29機、55人の乗組員が日本に帰還することはなく、どの場所で撃墜されたのかも未だ詳細は明らかになっていない。日本、アメリカ、そして日米合作としてなど、幾度となく映画化されてきた真珠湾攻撃だが、70年目となる今年、また新たな史実が明らかになる。

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  • 綾瀬と中野さんは、真珠湾にあるアリゾナ記念館で、館員から当時の様子を取材 (C)TBS 
  • 真珠湾攻撃で恋人を失った中野みこまさん(86)にハワイで当時の話を聞く綾瀬はるか (C)TBS 

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