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芸術家・岡本太郎の生涯を松尾スズキ主演で初ドラマ化

 「芸術は爆発だ!」など数々の刺激的な言葉と作品を世に残し、来年2月26日に生誕100年を迎える芸術家・岡本太郎の生涯が、初めてドラマ化されることが5日、わかった。生誕100年企画ドラマ『TAROの塔』(NHK総合)で、太郎役を演じるのは今作がドラマ初主演となる俳優・松尾スズキ。生涯のパートナーとして太郎を支えた養女・敏子役は女優の常盤貴子が務める。松尾は「太郎が太陽の塔を作った心意気に共鳴している」とコメントし、太郎への共感と偉大な芸術家を演じる使命感を胸に撮影へ挑む。

芸術家・岡本太郎さん(C)岡本太郎記念館 

芸術家・岡本太郎さん(C)岡本太郎記念館 

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 1986年に流行語大賞・語録賞を受賞した「バクハツだ!」「なんだかわからない」などの名言を残し、絵画・彫刻・陶芸など多方面に活躍した伝説の芸術家・岡本太郎。そんな太郎の知られざる実像や、大阪万博(1970年開催)のシンボル「太陽の塔」の誕生秘話が、ドラマを通して明らかになる。

 爆発的なエネルギーでその生涯を駆け抜けた太郎を熱演する松尾は「岡本太郎は常に『闘え』と言ってきた人」と捉え、主演は「NHKの挑戦であり、それを受けねば男がすたる」と気合十分。敏子役の常盤も「松尾スズキさんの岡本太郎! そりゃ観たいに決まってます! 松尾さんと共に、エネルギッシュで、ワクワク楽しい、ベラボーなドラマを作っていけることが今から本当に楽しみ」と撮影が待ちきれない様子だ。

 同作の訓覇圭エグゼクティブ・プロデューサーは、松尾なしでは「岡本太郎さんのドラマ化は不可能。それほど、太郎さんは高い壁」と語り「松尾さんの肉体を通して、芸術家が発する“男の色気”を表現したい」とこだわる。常盤に対しても「敏子さんの代名詞は“チャーミングな笑顔”。それは、クリエイターの心を鷲づかみにする“魔の微笑み”。常盤さんの微笑みに、新しい敏子さん像を託します」と期待を寄せる。

 脚本は、ドラマ『クライマーズ・ハイ』や大河ドラマ『風林火山』を手掛けた大森寿美男氏によるオリジナル。物語は、太郎の代表的な作品の1つの「太陽の塔」ができるまでの戦いや逸話をベースに、芸術一家として生まれた幼少時代から家族の破天荒な人間模様、養女・敏子との出会いなどを描く。

 新土曜ドラマ『TAROの塔』は、太郎生誕100年の記念日にあたる2月26日(土)より毎週土曜午後9時より放送(全4回)。松尾と常盤は、12月上旬にクランクインし、約1週間パリでのロケなどを敢行。その後、大阪万博公園などでも収録を予定している。

関連写真

  • 芸術家・岡本太郎さん(C)岡本太郎記念館 
  • 岡本太郎さん役の松尾スズキ 
  • 岡本敏子役の常盤貴子 

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