俳優の井上芳雄、市村正親、SPEEDの島袋寛子らが5日、都内で行われたミュージカル『モーツァルト！』の会見に出席し、扮装姿で登場した。2007年の上演に引き続き、モーツァルトの父親役を演じる市村は「3年前は父親役だったけど、今回は本物の父親です」と親バカトーク全開。「息子は天才肌にならなくていい。普通がいい。天才肌のモーツァルトのように早死にしてしまうかもだから」と調子よく語った。

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　“神童”モーツァルトの35年の生涯を描いていく同作。2002年の初演から4回全てにわたりモーツァルト役を務める主演の井上は「オンリーワンのモーツァルトがお見せできると思う」と自信満々。共演者のベテラン舞台俳優・山口祐一郎も「素敵なチームワークです」と胸を張った。

　2007年に上演された同作でミュージカルデビューを果たした島袋は「前回よりはいろんなことが見られて、感じることが多い」と客観視できるようになったことを報告。井上の妻役とあり、自身の結婚観について触れられると「願望はないですね」とさらりと交わした。また、「息子にとって恥じない舞台を見せたい」と意気込む市村は「息子には、山口さんのような人間になって欲しい…と思わない今日この頃」と語り、笑いを誘っていた。

　山崎育三郎らも出演するミュージカル『モーツァルト！』は、東京・日比谷の帝国劇場にて11月6日より12月24日まで上演。その後、大阪・梅田芸術劇場、石川・金沢歌劇座でも行われる。