女優・小林聡美と小泉今日子が初共演する映画『マザーウォーター』（松本佳奈監督、10月30日公開）の完成披露試写会イベントが21日、都内で行われ、キャストらが出席した。同作は、『かもめ食堂』（2006）『めがね』（07）『プール』（09）に続くプロジェクトの第4弾。小泉は同シリーズ初参加だが「違和感なく、いままでも出ていましたよって顔をしていました」と自信満々の笑顔を見せた。常連のもたいまさこも「（第1作から）ずっと仕切っていたでしょう、って感じ。楽しい現場でした」と小泉の存在感に感服すると、他のキャストも大きく頷いていた。

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　同作は、日本の古都・京都の街に新しく住み始めた3人の女たちと、彼女たちと関わる人々の日々を描きながら、今一番大事なことは何なのかを問いかけてくる物語。

　登壇したのは過去3作から引き続き出演する小林、加瀬亮、市川実日子、光石研、もたいの5人と、小泉とともにシリーズ初出演の永山絢斗、そして松本監督。先日、一部で歌手MEGとの熱愛が報じられた永山だが、この日はその話題には一切触れず「この素敵なキャストの中に僕が入っていいのかと心配だったんですが、どうにか…って感じですね」とホッとした表情を見せていた。

　小林は「今までの作品の中でも特にセリフが少なかった。それでも京都の風景と重なり合うと、セリフの合間に感じるものがあったり、観る人によっても心に残るセリフが違ってくると思う」と作品をアピールした。