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　9月をもって終了した情報番組『やじうまプラス』（テレビ朝日系）の後番組として、10月4日よりスタートする新情報番組『やじうまテレビ!〜マルごと生活情報局〜』のMCを務める気象予報士・依田司キャスター。気象予報士から、同局を代表する“朝の顔”に大抜擢された依田キャスターにORICON STYLEはインタビューを敢行。自身初の番組司会に依田キャスターは「朝は…正直弱いですが（笑）、出社が深夜2時なので問題ないです! 私は番組の“柱”にはなれないかも知れませんが、チームワークで乗り切ります」と各局の強力な情報番組に対抗心を燃やす。

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　これまで、同局の報道・情報番組に気象予報士として多数出演してきた依田キャスター。だが今回の“大抜擢”には、さすがに驚きの色を隠せない。「『え? 僕!？』というのが最初の感想でした。テレビ朝日を代表する番組ですし、自分の想像できる範囲ではなかった。上司から話をされたときも、しばし絶句でした（笑）」と振り返る。

　だがそれでも、メイン司会の要請を受け入れた理由は何だったのか? 「最初の理由は、テレビ朝日側から朝の番組を天気に関するニュースを濃くしていきたいと言われまして。それだったら、自分でも何かご協力出来るのではないかと思ったんです」と理由を語る。さらに「後は、こんな僕を選んでくれたテレビ朝日の方の“目”を信じてみようかなと思ったんです。僕が逆の立場なら絶対に選ばないと思うんです（笑）。でもその閃きを信じてみようかなと思ったんです」。

　もちろん今後は天気予報だけでなく、政治、経済、社会などあらゆるジャンルのニュースを伝えていく身として、更なる勉強が必要だと熱く語る依田キャスター。他局の情報番組に出演するアナウンサーに打ち勝つ“強み”とは何処にあるのか? 「私は、天気以外のことは専門家では無いので、どちらかというと、テレビを観て頂いている一般視聴者の方と同じ感覚にあります。ですから、視聴者の方が疑問に思う事があれば、僕も同様に疑問を感じる。だからこそ同じ目線に立っていられる…。逆にそこが自分の強みだと思いますね」と自身の想いを明かす。

　現在44歳になる依田キャスター。一見、20代後半から30代前半にしか見えない若々しい容姿から、女性ファンも急増中だ。学生時代は硬式テニスに没頭し、現在も休みがあればサーフィンを楽しむなど、女性ファンが多いのもうなずける。また、気象予報士としての資格以外にも、森林インストラクター、自然体験活動インストラクター、グリーンセイバー・アドバンス、どこでも竹とんぼリーダーなど、さまざまな資格を取得。「森林インストラクターは一般の方を森林に案内できる資格で、森や自然の大切さを教える活動を行っています」。直接目と目を見ながら話し合うことの重要さを強調する依田キャスターだが、それには大きな理由があった。

　「以前、神奈川県の川で増水から13人の方が亡くなる大事故があったんです。私も前日ニュース番組で、熱帯低気圧が南から来ているので注意を呼びかけていたのですが事故は起きてしまった。そのとき、“一方通行”での呼びかけに限界を感じました。ですから今回の新番組でも、デジタル放送の特性を活かした“双方向機能”を重要視し、出来るだけリアルタイムで視聴者の方とのやりとりを大事にしていきたいんです」と熱を帯びた表情で訴える依田キャスター。決して“専門家”ではないからこそ、背伸びせずに疑問に思ったことを追求する依田キャスターの姿勢は、真の意味での“視聴者目線”に立った報道番組の誕生に期待を持たせてくれる。

　『やじうまテレビ!〜マルごと生活情報局〜』は、4日より毎週月曜〜金曜・前4時55分（土曜は前6時30分　MC：矢島悠子、久保田直子、八木麻紗子）よりテレビ朝日系にて放送開始。