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渡辺謙、究極の一期一会を熱演 “受刑者にして中学生”の難役を振り返る

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 日本で唯一、刑務所内にある公立中学校を舞台に、教官と生徒の交流から「生きる」「学ぶ」の意義を探るTBS系ドラマ『塀の中の中学校』に中学生役で出演する俳優・渡辺謙がこのほど、同作への思いを語った。実在する長野・松本少年刑務所で独特の空気を感じながら撮影を行った渡辺は、服役中の受刑者でありながらも生徒という難役に「微妙な目つきや体のラインなど(役作りに)難しさがありました」と心境を吐露。卒業後、教官と生徒の再会はないという“究極の一期一会”を描いた作品を振り返った。

TBS系ドラマ『塀の中の中学校』での中学生役を振り返った渡辺謙 (C)ORICON DD inc. 

TBS系ドラマ『塀の中の中学校』での中学生役を振り返った渡辺謙 (C)ORICON DD inc. 

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 渡辺は今回、全国から学ぶ意欲がある受刑者が選抜されて送られる旭町中学校桐分校の生徒・川田希望役として、副担任役のオダギリジョーをはじめ、そのほか生徒役を務める大滝秀治すまけい千原せいじ、染谷翔太らとともに出演。「これだけ男だらけのドラマは初めて」というように独特の空気に包まれながら、生徒の心の葛藤や、人とのつながりを、受刑者それぞれの複雑な背景を意識しながら演じた。

 通常の学校生活とは違い、卒業後も教官と再会することは許されず、再び全国各地の刑務所で服役していくという生徒たち。渡辺は、過去に同局の報道番組の特集で取り上げたドキュメンタリー映像をチェックした際に、ドラマには「難しい題材だと思った」という。また、近年出演していた映画などとは違い、自身と同年代の役設定となったが「重い人生(を演じる)ということもあり(意外に)“難敵”でしたね」と明かした。

 渡辺は同作で、27〜28年ぶりに学生服や体操服に袖を通している。衣装合わせの時こそ「照れくささはあった」と説明したが、撮影中は懐かしさなどを感じる空気ではなかったことを強調。最後には「すごくピュアな心で卒業していく生徒に、視聴者の方も共感してもらえると思います」と締めくくった。

 平成22年度文化庁芸術祭参加作品にも選ばれている『塀の中の中学校』は10月11日、後9:00より放送。

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  • TBS系ドラマ『塀の中の中学校』での中学生役を振り返った渡辺謙 (C)ORICON DD inc. 
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