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草なぎ&仲間主演TBSドラマ、民放初の5夜連続11時間超えの大作に

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 TBSは18日、東京・赤坂の同局で2011年の開局60周年企画に関する記者会見を行った。同企画の目玉として、戦争と平和をテーマに脚本家・橋田寿賀子が手掛けたSPドラマ『TBS開局60周年 5夜連続特別企画 99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜』(11月3日〜7日 夜9時より放送)の詳細を発表。1日2時間(延長日あり)規模で総放送時間は11時間を超え、制作費も通常のドラマでは考えられないほどの巨額を投じた同作。登壇した瀬戸口克陽プロデューサーも「過去民放に例を見ない作品」と“超大作”に自信をのぞかせた。

SPドラマ『TBS開局60周年 5夜連続特別企画 99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜』のワンシーン 

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 構想3年、執筆1年、撮影にも7ヵ月強を要した同作は、橋田が“戦争と平和”をテーマに描く生涯最後の作品。瀬戸口プロデューサーは「(橋田自身も)年齢的には最後。この作品ですべての思いを出し切りたいと語っている」と明かす。今から99年前にアメリカに渡った日系移民の一家が、人種差別や戦争による逆境を乗り越えていく感動作。日本人の誇り、愛とは何なのかを問いかける。主演はドラマ初共演となるSMAP草なぎ剛仲間由紀恵、そのほか松山ケンイチ中井貴一泉ピン子ら豪華キャストが華を添える。

 台本の8割ほどがアメリカを舞台に描かれており、実際に撮影も半分以上をアメリカで敢行。日系移民1世と2世の2役を演じる草なぎは足掛け2ヵ月の撮影期間で日本とアメリカを3往復するハードスケジュールに挑んだ。ストイックに芝居に打ち込み、「映画5本分くらいのスケールだ」と驚きつつも、橋田ドラマお馴染みの膨大なセリフ、さらには英語でのセリフも完璧にこなしたという。

 同作は“珍獣ハンター”として人気を集めるお笑いタレント・イモトアヤコが、草なぎの妻役でドラマ初挑戦することでも話題。また戦後の逆境を乗り越え、現代では「さまざまな人種から賞賛される日本人」の象徴として、ドラマ冒頭には米マリナーズのイチロー選手が出場するメジャーリーグの実際の試合風景が登場する。

 完全地上デジタル移行する2011年に、民放キー局として初めて開局60周年を迎える同局は、今年10月から視聴者への感謝の気持ちを込めた『開局60周年記念期間』と題してテレビ放送のほか映画、イベントなどの特別コンテンツを展開。

 会見では上記のドラマのほかに、『2010世界バレー 女子に本大会』(10月29日開幕)の民放独占放送、映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(12月1日公開)、没後120年『ゴッホ展 こうして私はゴッホになった』(国立新美術館 10月1日〜12月20日)なども併せて発表された。

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