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ユニバーサル・スタジオ3DCGアニメ市場本格参戦“勝負作”が全米初登場1位

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 北米時間で9日公開された3DCGアニメーション映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』(原題『Despicable Me』、日本公開は10月29日)が、この週末3日間(7月9日〜11日)で6011万7000ドルを売り上げ、全米映画興行収入ランキング初登場1位に輝いた。同作は、ユニバーサル・スタジオが、3DCGアニメーション市場へ本格進出を果たすべく、『アイス・エイジ』シリーズのプロデューサー、クリス・メレダンドリと組んで製作した勝負作。ディズニー/ピクサー、ドリームワークスらCGアニメ界の先駆者たちと遜色ない成績を収めることに成功した。

『怪盗グルーの月泥棒 3D』 (C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. 

『怪盗グルーの月泥棒 3D』 (C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. 

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 同作は全米3476館での上映となり、3月公開のドリームワークスの新作3DCGアニメーション『ヒックとドラゴン』(オープニング成績は4055館で4373万2319ドル)を上回る好成績。ピクサーの『カーズ』(2006年)のオープニング成績(6011万9509ドル、3985館)に匹敵する記録を残した。

 家電量販店『ベスト・バイ』をはじめ、米大手メーカー約20社と総額7500万ドルにのぼるタイアップを展開するなど、積極的な宣伝活動も功を奏した。今後の口コミ効果も期待できることから、同社では最終興収2.5億ドルを見込んでいる。全米以外でもロシア、インドネシア、マレーシア、シンガポールで公開され、いずれも各国のアニメ映画史上トップ3に入るオープニング成績を収めているという。

 同作は、月を盗んで世界一の泥棒になろうとしている怪盗グルーが、ある事情から養護施設に暮らす3姉妹の孤児を養女にしたことで生活が一変し、考え方も徐々に変わっていくというストーリー。日本語吹き替え版では、落語家・笑福亭鶴瓶やドラマ『Mother』の出演でブレイクした子役・芦田愛菜がボイスキャストに起用され、先月27日に米ロサンゼルスで行われたワールドプレミアにも参加して話題を集めた。

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