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時代劇初挑戦の桜庭ななみ、大物俳優との共演に「不安もあった」

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 女優の桜庭ななみが17日、都内で行われた映画『最後の忠臣蔵』の完成報告会見に杉田成道監督、役所広司佐藤浩市らと出席した。時代劇初挑戦となった桜庭は「(台本に大物俳優らの)名前が書いてあって、この中に私が入っていいのかという不安もあった」と撮影前の緊張感を振り返り、主演の役所ら大物俳優との共演には「ものすごく緊張したんですけど、役所さんが現場で優しくしてくださってリラックスして撮影できた」と終始表情に初々しさをのぞかせながら撮影時のエピソードを語った。

映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した桜庭ななみ (C)ORICON DD inc. 

映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した桜庭ななみ (C)ORICON DD inc. 

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 池宮彰一郎の同名小説が原作の同作。大石内蔵助以下四十七士全員が切腹して幕を閉じたとされる有名な史実・忠臣蔵の赤穂浪士の討ち入りから16年後、実は生き残っていた2人の男が自らの使命を果たしていく様子を描く。内蔵助の隠し子・可音(桜庭)を見守る密命を受けて育てていく瀬尾孫左衛門役を演じる役所について、杉田監督は「役にのめり込むというか没入していただいて。10kgほど痩せて、眼光鋭く頬もこけて」と役所の役にかける熱い思いを明かした。

 桜庭は時代劇に挑むにあたり、所作や殺陣の前に基本となる発声練習から徹底的に臨んだという気合いの入りようで、杉田監督はそのキャスティングに「美しさ、品格、清純さがあって役所さんと対峙したときに力負けしない、やるんだという気合い。それがうまい具合にかみ合った」と太鼓判を押した。普段の歌舞伎とは異なる映画撮影に、片岡仁左衛門は「私のようなものが内蔵助を演じて若すぎないかなと思って出来上がった作品を観て、自分の年を再確認しました。内蔵助は素晴らしい人物で、しかも出番が少ない。私のいちばん好きな…2〜3日で撮らせてもらいました」と笑いを誘った。

 かつての侍が持っていた信念、その美しさや儚さを描く同作にからめて、報道陣からサッカー日本代表・サムライブルーのW杯初戦を観たかとの質問が飛ぶと、役所は苦笑しながら「もちろん観ました。次のオランダ戦も期待しています」。さらに「そのおかげでこの記事が小さくなるのではと不安もある」とは対照的に、佐藤は「サムライつながりで記事が大きくなるんじゃないかと期待しています」とポジティブ思考。「野球もそうだけど、こういうときだけ高揚する感じ。日本という小さな国が一体になるというか…オランダ戦も突破していただきたい」とエールを送っていた。

 会見にはほかに製作総指揮を務めたウィリアム・アイアトン氏が出席。映画『最後の忠臣蔵』は12月18日(土)より東京・丸の内ピカデリーほか全国で公開。

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  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した桜庭ななみ (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した役所広司 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した佐藤浩市 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した 
  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席したウィリアム・アイアトン制作総指揮 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した杉田成道監督 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『最後の忠臣蔵』 完成報告会見に出席した片岡仁左衛門 (C)ORICON DD inc. 

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