ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

板尾創路主演で36年ぶり『電人ザボーガー』映画化

■そのほかの最新写真ニュース一覧はこちら

 1974年から約1年間、フジテレビ系で放映された特撮ヒーロー『電人ザボーガー』が36年ぶりに井口昇監督によって映画化されることになり、お笑い芸人・板尾創路(46)が主演することがわかった。お笑いだけでなく俳優、歌手、映画監督とマルチな才能を見せている板尾が、今度は地球の平和を守るため日々闘い続けるヒーローに変身する。

特撮『電人ザボーガー』が36年ぶり映画化! 板尾創路がヒーローに (C)2011「電人ザボーガー」フィルム・パートナーズ 

特撮『電人ザボーガー』が36年ぶり映画化! 板尾創路がヒーローに (C)2011「電人ザボーガー」フィルム・パートナーズ 

写真ページを見る

 1970年代、特撮ヒーロー物といえば『ウルトラマン』の円谷プロダクション、『仮面ライダー』の東映、そして『マグマ大使』のピー・プロダクション、通称「ピープロ」があった。ピープロの特撮テレビ作品『電人ザボーガー』は1974年4月6日から1975年6月29日までフジテレビ系で全52話放送された。当初、低年齢層を意識したヒーローアクション活劇として作られたが、主人公・大門豊と亡き父が作った変形型バイクロボット『ザボーガー』という、人間とロボットの絆を描いた重厚なドラマ性などが語り継がれ、今なお根強い人気を誇っている。米映画『トランスフォーマー』の原典ではないかとも言われているほどだ。

 映画版もその重厚なドラマ性を継承。2部作で構成され「青年期の章」「熟年期の章」を経て主人公・大門豊とザボーガーの半生にわたる絆を描く。板尾が演じるのは「熟年期の章」の主人公・大門豊役。

 板尾は「自分の中では、ちょうどヒーロー物から卒業の時に放映されていた作品なのできちんとは観てはいなかったのですが、当時からとても気になっていた作品でした。まさか今になって蘇るとは思いもしませんでしたが、この作品は晩期大成的な作品なのでしょうね」と出演オファーを快諾。「自分は25年後の後半の大門豊を演じるので、前半の大門を超えるくらいの大門を演じきりたいと思っています」と意気込みを語っている。井口監督によると、「板尾さんのアクションも無茶苦茶すごいのでご期待ください!」と明かしており、46歳の初のアクションも注目される。

 なお、青年時代の大門役は『炎神戦隊ゴーオンジャー』でリーダーのゴーオンレッドを演じた俳優・古原靖久、敵の総帥・悪ノ宮博士に柄本明、その手下ミスボーグに山崎真実、主人公と共に悪を追う刑事に渡辺裕之、大門の父・大門勇に竹中直人ほか、宮下雄也、佐津川愛美が出演。

 総製作費は3億円。「当時のファンには喜んでもらい、なおかつ今の世代の人たちにも受け入れてもらえるような壮大なる特撮オペラを完成させます」と井口監督も力が入る。年内に完成させ、公開は2011年春を予定している。

◆映画情報 最新映画ニュース一覧インタビュー バックナンバー

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

メニューを閉じる

 を検索