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　女優・成海璃子が主演映画『書道ガールズ!!　−わたしたちの甲子園−』（15日公開、猪股隆一監督）で身につけた“書道パフォーマンス”を、12日よりフランスで開幕した『第63回カンヌ国際映画祭』で披露することが決定した。成海は「映画祭に行く、というよりも、書道パフォーマンスを海外の人に見せる、という気持ちで行ってきます」と書道日本代表として臨む気構えだ。

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　映画は紙の生産高日本一を誇る、“紙の町”愛媛県四国中央市を舞台に、折からの不況で活気を失っている町を音楽に乗せて書をしたためる“書道パフォーマンス”で元気にしようと奮闘する女子高校生たちの実話をもとにしたストーリー。成海ら書道部のキャストは全員吹き替えなしで撮影を敢行。劇中で成海は、墨汁を含むと重さ20kgにもなる大きな筆で文字を書き上げる迫真のパフォーマンスを見せている。

　これを映画祭期間中の現地時間5月17日、カンヌ・ザメンホフビーチの特設会場で生披露する。成海は映画のモデルとなった四国中央市の三島高校書道部の生徒6人とともに、4m×6mの紙に「書道ガールズ参上！」ほか、様々なメッセージを書にする予定。

　チームワークが重要なだけに「三島高校の子たちとパフォーマンスということで、練習も出来ていないので、とても不安です」と口にした成海だが、「でも、“書道ガールズ”としての活動としてはこれが最後になると思うので、最後、がんばってやろうと思います！」と覚悟を決めたようだ。

　映画『書道ガールズ!!　−わたしたちの甲子園−』は同映画祭の正式出品作品ではないものの、同時開催のフィルムマーケットで海外販売を目指す。日本文化に関心の高いフランスで、世界中の映画関係者が集まるカンヌでの書道パフォーマンスは、作品を世界に売り込むにはうってつけのイベントとなりそうだ。

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