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吉沢悠が語る映画『てぃだかんかん』 「夢を叶える人は疑わない」

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 お笑いコンビ・ナインティナイン岡村隆史が主演する映画『てぃだかんかん 〜海とサンゴと小さな奇跡〜』(李闘士男監督)は、サンゴ礁再生という夢に向かって真っすぐに走る男と、その夢を通じて結ばれた人々の実話をもとにした“奇跡”のサクセス・ストーリー。4月24日からの全国公開を前に、同作に出演する吉沢悠が作品の見どころを語ってくれた。

プライベートでは「最近、ゴルフにはまっている」と話した吉沢悠(C)ORICON DD inc. 

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 「沖縄のきれいなサンゴの海を、愛する妻と子どもたちに見せたい」との思いから、いくつもの困難なハードルを乗り越え、養殖サンゴの移植、世界初の産卵に成功した金城浩二さんの半生を描いた同作。岡村が笑いを一切封印し、久々の主演で実在の人物を演じた。

 「岡村さんが真面目な映画に出ていますよ(笑)」

 吉沢の役は、主人公・金城健司(岡村)の友人で沖縄県庁に勤める佐加伊保。同作にはほぼ“いい人”しか登場しないのだが、その中でもダントツに“いい人”である。

 「保を演じているのは本当に僕? と思うほど、まだ客観視できないんですよね。保は公務員なのに、仕事をサボって健司くんの手伝をしている(笑)。常識から外れたことをしているとは思うけど、健司くんのやっていることは間違っていないと心から信じているから手伝っている。その純粋さを学びたいとも思いました。保や健司くんもそうだけど、何かを信じて疑わない生き方をしている人に“後悔”というものはないんじゃないかな」

 健司と保は同級生という設定だが、岡村は39歳で吉沢は31歳。「最初は大丈夫なのかなと思ったけど、監督が眼鏡と七三分けで何とかなるって(笑)。その言葉を信じて、意識しないようにし、2人の空気感で伝えるようにしました。なんくるないさあ、ですよ」

 撮影現場では実際に年齢の近い岡村、伊藤明賢、赤堀雅秋と吉沢を交えた同級生グループ4人で輪になり、本物の同級生のように会話が弾んだ。「6、7割は下ネタ(笑)。岡村さんはすごく優しくて気を配って下さって、4人の空気感を心から楽しむことができました」

 それでも撮影中に一度だけ、役作りに悩んで原因不明のスランプに陥ったことがあったという。その時、救いになったのは健司の妻・由莉役の松雪泰子だった。「松雪さんに、少し悩んでいることを打ち明けたら、『飲みに行こうか』と誘って下さって。芝居のこと、自分の気持ちの持って行き方、メンタル面についてなどを、お話させて頂いて、すごく楽になった。それで吹っ切れることができました」

 映画作りというひとつの“夢”に向かっているからこそ、出演者の間にも絆が生まれる。サンゴ礁の再生という“夢”で結ばれた人々の物語とも通じる真理がそこにある。

 「うまくいっている人の話を聞いて思うのは、疑わないということ。なれる? なれない? できる? できない? そういう疑念がない。実在のモデル、金城さんもなんくるないさー、できるよーという感じだったので、傍から見て苦労に見えることも、苦労と思っていないところに、すごく共感できました」

 自分の出演シーンは客観視出来ないと言った吉沢だが、「沖縄の自然は本当に美しかった。あんなに綺麗なところで撮影していたんだぁと思い出すと、感慨深いものがありますね。それと、自分が俳優をやっているからか、エキストラの出演者に目が行くんですよ。沖縄の地元の人たちがリアルに笑って楽しんでいる姿がそのまま使われている(笑)。なんだかみんなで楽しいことをしている幸せな空気感がそのまま映像の中に出ていると思います」。

 映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は24日(土)より全国公開。

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  • プライベートでは「最近、ゴルフにはまっている」と話した吉沢悠(C)ORICON DD inc. 
  • 映画のワンシーン(C)2010『てぃだかんかん』製作委員会 
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