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今年最後の『情熱大陸』は“フォークの神様”岡林信康 故・ひばりさんとの奇跡のコラボ曲完成にも迫る

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 人気ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(MBS・TBS系)の今年最後の放送として、伝説のフォーク歌手・岡林信康が出演することがわかった。岡林といえばメディア嫌いで有名だが、番組では約8ヶ月をかけて密着し、その壮絶な生き様を探る。さらに1通の手紙から誕生したという、故・美空ひばりさん作詞、岡林作曲の奇跡の新曲「レクイエム−麦畑のひばり−」の製作過程にも密着する。岡林はひばりさんについて「ひばりさんは単なる演歌歌手ではなく世界一のボーカリスト」と絶賛しており、今作にかける並々ならぬ意欲がうかがえる。

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 1960年代後半、日雇い労働者をテーマにした『山谷ブルース』で鮮烈なデビューを飾り、1年足らずの間に名曲を次々と発表した岡林。瞬く間に当時の音楽シーンを席巻したが、1971年の『中津川フォークジャンボリー』を最後に忽然と姿を消し農村生活へ入るなど、その存在は伝説的なものになった。後進への影響力も大きく、泉谷しげる松山千春山下達郎サンボマスターらは自ら岡林に強い影響を受けたと公言している。

 番組では長い沈黙の末、近年再び本格的なライブ活動を始めた“フォークの神様”に約8ヵ月間かけて密着。還暦を過ぎた“フォークの神様”は今、何を想い、再び表舞台に姿を現したのか? 秘められた熱い想いを探る。インタビューの中で岡林は「僕はタダの歌手ではないよ」と不適に笑うシーンも収められているようで、その存在感には番組スタッフも圧倒されたようだ。

 35年の時を経て完成した『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』は、岡林がひばりさんの名曲の数々をカバーした渾身のアルバム。そもそも、ひばりさんとの出会いは、岡林が数年間の農村生活の中で演歌に開眼し、「月の夜汽車」などの作品をひばりさんに採用されたのがきっかけだった。岡林は今年、はるか昔に机の引き出しにしまいこんだまま忘れていた1通の手紙を見つける。差出人の名は美空ひばり。手紙には何と美空ひばりの未発表の詞が添えられていた。

 還暦を超え、“歌謡界の女王”とともに再び動き始めることになった岡林は「(ひばりさんへのレクイエムとなる)最新のアルバムを完成させて、僕の中には何も無くなった」と、完全燃焼したことを明かしている。

 岡林が出演する『情熱大陸』は、27日後11時30分よりTBS系にて放送。

◆岡林信康インタビュー「35年ぶりの日比谷野音ライブを語る」(2007年8月)

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