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　落語家の笑福亭鶴瓶が27日、東京・シネカノン有楽町1丁目にて初主演映画『ディア・ドクター』（西川美和監督）の公開初日舞台あいさつを行った。鶴瓶は約1年前の撮影時について「ずっと瑛太と一緒だったな。（あと）間違って女湯に入ったり」と語るとともに、「メチャメチャ楽しかった。1ヶ月ちょっとの長い旅行のようだった」と振り返った。

　この日は共演の瑛太、八千草薫、西川美和監督も登壇。山あいの小さな村が舞台となる同作の撮影は、昨年夏に約1ヶ月半にわたって茨城県常陸太田市の田園地帯で行われた。瑛太は「スイカ食べたり、サウナに入ったり。『鶴瓶さんと過ごした2008年夏』といった作品になった」と笑顔。

　一方、鶴瓶が瑛太のことを「リハビリを重ねてこれだけしゃべれるようになりました。マイク持ってから、15秒くらいはしゃべれませんでしたので、成長しました」と茶化すひと幕もあり、ふたりの関係性の良さが垣間見える舞台あいさつとなった。

　また、八千草は「鶴瓶さんと仕事していくと、自然に芝居ができたのがうれしかった。ロケの現場も棚田が広がる自然の豊かなところで、セットで演じる芝居とは何か違っていました」と語った。

　なお、この日の舞台あいさつでは鶴瓶が演じた主人公・伊野の職業が医師であることにちなんで、約250人の観客たちは用意された白衣を着用して映画の封切りを祝った。

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