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　人気脚本家の“クドカン”こと宮藤官九郎が手掛ける舞台最新作『R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます！〜』が27日、東京・渋谷のパルコ劇場で初日を迎えた。5年ぶりの舞台出演となる俳優・松田龍平は、クドカン作品初参加。本番前の会見では、サイボーグ役を演じることに「とても動きづらい」と本音をこぼした。

　宮藤がギタリストを務めるロックバンド・グループ魂のメインボーカルで、劇団『大人計画』の看板役者として活躍中の阿部サダヲを主演に、片桐はいり、三宅弘城といった大人計画常連組が客演。松田同様、森山未來が初のクドカン作品に挑む。舞台経験の豊富な役者に囲まれた松田は、2度目の舞台出演でいきなりのサイボーグ役となったが「最近では慣れ、段々楽しくなってきました」と楽しんでいる様子。

　本作は近未来の音楽がなくなった街・渋谷を舞台に、人間とサイボーグの間に芽生える友情や親子の確執を描いた、クドカンらしい笑いあり涙ありの“メカロック”オペラというジャンル、ストーリー共に異色作。5月31日（日）まで同所にて、6月4日（木）より14日（日）まで大阪・シアターBRAVA！にて上演。