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竹内結子、29歳になって「もっと楽に生きられそう」

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 宮藤官九郎脚本、水田伸生監督コンビによる映画『なくもんか』(11月公開)の撮影がこのほど東京・成城の東宝スタジオで公開された。この日は、主要キャストのひとりで、4月1日が誕生日の竹内結子に、キャスト・スタッフから花束とケーキが贈られるサプライズもあり、「29歳、立派なアラサーです(笑)」とロウソクの火を吹き消した竹内は、「これからもっと楽に生きられそうな感じがあって、最近とても楽しいです」と晴れやかな笑顔を見せていた。

竹内結子の誕生日を撮影現場でお祝い(C)2009 「なくもんか」製作委員会 

竹内結子の誕生日を撮影現場でお祝い(C)2009 「なくもんか」製作委員会 

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 同作は、幼い頃、父に捨てられ、生き別れた兄弟を主人公に、不幸な生い立ちにも“なくもんか”とばかりに笑顔で毎日を生きる悲喜こもごもを描いたホームドラマで、兄・祐太を阿部サダヲ、弟・祐介を瑛太が演じる。竹内は、祐太の育ての親・惣菜屋『山ちゃん』初代店主のひとり娘・徹子役で、少女時代は“デブで不細工”だったが、家出して十数年ぶりに突然帰ってきたら“まるで別人のような超美人”になっていたという設定だ。

 宮藤と阿部、水田監督を加えた3人は、一昨年に公開された映画『舞妓Haaaan!!!』で“旧知の間柄”。一方、3人と初めて組む竹内は「なじんでいけるのか、正直不安でしたね」とクランクイン前の本音を吐露したものの、「台本を読みながら、テンションがあがっていく感じと、台詞を言いながらスカッとする気持ちよさ」を感じながら新境地を目指している。「徹子は激しく自分勝手で、人を苛立たせるタイプの女性。台詞に自分が乗せられていくような感じがあって、演じていてとても楽しい。テンション上がって、蹴りを入れたり、胸ぐらをつかんだりといった動きが(アドリブで)出てしまう(笑)」といままでにない芝居を楽しんでいる。

 いままでにない芝居といえば、ほかの出演者も同じだ。阿部は、「表向きはとてもいい人なんですが、その裏では生い立ちを含めて複雑な思いを抱えている、そういう人物を演じるのは初めてで、難しい」。瑛太も「いままでは、女の人に優しくて、ずっと見守っているようなキャラクターが続いていましたが、今作では見る人に嫌悪感を与えたい。そう思ったのは初めてです」。

 そんな俳優陣を引っ張る水田監督は「キャスティングというのは、脚本のイメージに合っているだけではつまらない。芝居が噛み合ったり、噛み合わなかったり、ぶつかったり、とても融和したり、いろんな化学反応が起きないと。そういう意味では、阿部さん、瑛太さん、竹内さんの3人の手ごたえは十分ですよ」と残りの撮影に意欲を見せた。

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