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ハリウッド版フルCG映画『鉄腕アトム』の映像が初公開

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 手塚治虫による漫画『鉄腕アトム』の初の本格的映画化作品となる、ハリウッド版フルCG映画のタイトルが『ATOM』に決定。その画像と一部映像が、アトムの誕生日である4月7日に初公開された。日本での劇場公開は、手塚治虫生誕80周年となる今年2009年の10月の予定。

『鉄腕アトム』のハリウッド版『ATOM』(C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co.,  Ltd. 

『鉄腕アトム』のハリウッド版『ATOM』(C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co., Ltd. 

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 ハリウッドによるフルCG映画化が伝えられていた『ATOM』の概要がいよいよ明らかになってきた。制作は、アメリカでドリームワークスやピクサーと同等の技術をもつと評価されるイマージ。全米の配給元サミットは、メジャー級の公開規模を予定しており、世界50ヶ国以上での上映を目指す。日本での提供は、角川エンタテインメントになる予定。

 この日公開された画像は、誕生直前のアトムとその設計図。映像では、重々しい音楽とともに「僕は死んだ。そして、新しい命」というテロップが現れ、その後にテンマ博士によってアトムが命を吹き込まれるシーンが登場する。これまでの日本版より暗いイメージの映像になっており、映画全体の仕上がりが気になるところだ。

 映画は、ロボットが人間と共存する夢の空中都市メトロシティが舞台。不慮の事故で最愛の息子トビーを亡くしたテンマ博士は、自らの手でトビーをロボットとして甦らせる。しかし、生身の人間とは違っていた。博士に疎まれ捨てられてしまったトビーは、父の元を去り、スラムとなった地上へ。そこで、温かい気持ちを持った旧型ロボットやそこに住むたくましい人間たちとふれあい、トビーは“アトム”として生まれ変わり、新たな道を歩み始める。

 声優は、アトム役には『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモア、テンマ博士は『ナショナル・トレジャー』シリーズのニコラス・ケイジ、お茶の水博士には『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ナイと豪華キャスト陣が決定。そのほかにも多くの有名人がキャスティングされる予定という。

 『鉄腕アトム』は、天才科学者・天馬博士によって事故死した息子の身代わりに作られた人型ロボット「アトム」が、正義感をもって人間社会で活躍するという物語。作品のなかで2003年4月7日にアトムが誕生する。アトムは、1952年に月刊誌『少年』の連載『鉄腕アトム』のなかで主役として登場した。その後、1963年から4年間にわたって193話が放映されたテレビアニメで、国民的なヒーローとしての地位を固めた。

ハリウッド版『鉄腕アトム』のちょっとダークな映像を初公開!

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  • 『鉄腕アトム』のハリウッド版『ATOM』(C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co.,  Ltd. 
  • 『ATOM』の設計図(C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co.,  Ltd. 
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