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世界初の上空1万メートル試写会「ハッピーフライト」

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 航空機の運行に携わるプロたちの姿を描く映画『ハッピーフライト』(11月15日公開)の特別試写会が、ジャンボジェット機をチャーターして上空1万メートルで行われた。東宝では、羽田空港から関西空港までの特別航路を申請。全日空のB777-200ERが、この世界初となる試写のためだけに運行され、招待された119人の観客が映画を楽しんだ。なお、関空到着後に主演の田辺誠一綾瀬はるか矢口史靖監督が機内であいさつを行った。

世界初、上空1万メートルで試写会 

世界初、上空1万メートルで試写会 

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 この日の特別試写は、映画の撮影が行われた羽田と関空の両空港を結ぶフライトのなかで行われた。通常は、同区間の飛行時間は1時間15分ほど。映画(1時間43分)の上映のために、羽田から函館に北上し、佐渡、能登半島を経由して関空に向かうという特別ルートで運行された。

 飛行機が関空に到着すると、綾瀬と田辺がそれぞれ制服姿で機内に登場し、矢口監督とともに機内マイクを使用してあいさつ。綾瀬はすっかり役柄になりきって「今後とも私たちCA(キャビンアテンダント)をお手柔らかにお願いします」とCAの気持ちを代表して語った。また、世界初というこの特別試写に恐縮ぎみの矢口監督は「今日のフライト中の揺れは、機長の演出。あとでお礼をいわないと」と冗談で笑いを誘い、役柄の副操縦士と“服装(ふくそう)”をかけたダジャレですべった田辺は「僕のギャグは低空飛行ですが、フライトは楽しんでいただけましたか? 今日のフライトの心のマイレージは1万ハッピーです!」と絶好調。機内を盛り上げた。

 その後、機内で3人から参加者1人ひとりに「世界初!上映会参加認定証」が手渡され、飛行機を降りてからは、全日空のスタッフも加わって、重さ150トンのB777-200ERを綱引きで動かした。飛行機や空港、機長などすべて本物を使用して撮影された本作。この日も機長の制服姿で登場した田辺は「サイズをあわせて作ってもらったのに(お腹が)もうギリギリ。体型を維持できるようにしたい……」。また撮影については「教官役の時任(三郎)さんに本当に演技を採点されているようでした(笑)」と語った。

 プライベートでの飛行機での思い出について聞かれると、綾瀬は2年ほど前に仕事で行ったニュージーランドで拘束された経験を明かし「一日密室に入れられて、ずっと泣いていました。セキュリティの厳しい時期で、なにか持っていると思われたみたいで」。田辺は「結婚してから、CAさんが冷たい気がします。被害妄想? 気のせいですか?」と語り、笑顔をみせた。

 『ハッピーフライト』は、航空業界の隅々にまで目を行き渡らせ、飛行機の裏側で働く多くの人たちを描く青春群像劇。国土交通省や全日空の全面協力のもと、空港の立ち入り制限区域や、実動しているジャンボ機を使用して撮影が行われたことで話題を呼んでいる。

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