落語家・タレントの笑福亭鶴瓶が、47年ぶりに一夜限りの復活を果たすNHKの伝説の音楽バラエティー番組『夢であいましょう』（23日放送、後8：00〜8：43）で、シンガーソングライターのさだまさしが書き下ろした新曲「死んだらあかん」を歌うことがわかった。鶴瓶がテレビの音楽番組で歌声を披露するのは今回が初めて。戸惑う鶴瓶を、さだが口説いた。同曲には被災地に向けたメッセージも込められているという。

　テレビ創成期に毎週生放送され、絶大な人気を誇った『夢であいましょう』（放送期間：1961年4月8日〜1966年4月2日）。音楽、スケッチコメディー（ショートコメディー）、踊りと、多彩な内容の30分番組で、「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」などたくさんの国民的ヒット曲を生み出し、坂本九はじめ、多くの人気歌手を輩出した。

　今回は、原番組の構成を手がけた永六輔の監修のもと、同番組での音楽体験が原点というさだを中心に、現代版にアレンジ。原番組で中嶋弘子、黒柳徹子が演じた番組のホステス（進行役）は、女優・天海祐希を務めるオープニング＆エンディングテーマ「夢であいましょう」は、さだと高橋真梨子の初デュエットで飾る。

　原番組で俳優やコメディアンが歌を披露したり、アーティストがコメディーに挑戦することでエンターテイメントを追及したのと同様に、ジャンルの枠を超えて出演者が集う。加山雄三、泉谷しげる、岩崎宏美、三代目 J Soul Brothersほか、ミュージカル界で初の武道館公演を行うStarS、コメディーの重鎮・伊東四朗、柳沢慎吾、落語家の立川談春、柳家花緑、俳優の八嶋智人、女優の南沢奈央、モデルのすみれもアーティスト「sumire」として参戦する。