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原田知世、『おひさま』の母から横領犯へ 角田光代『紙の月』ドラマ化

 歌手・女優の原田知世が、直木賞作家・角田光代氏の小説原作のNHKドラマ『紙の月』に主演することが11日、わかった。同局の2011年前期連続テレビ小説『おひさま』以来のドラマ出演。病弱だが優しく美しいヒロインの母親役から一転、今作ではパート先の銀行から1億もの金を着服し、海外逃亡をはかった主婦を演じる。彼女に何が起きたのか…!?

原田知世主演で直木賞作家・角田光代の『紙の月』をドラマ化

原田知世主演で直木賞作家・角田光代の『紙の月』をドラマ化

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 原田が演じる主人公・梅澤梨花は、夫の何気ない言動に傷つけられてきた主婦。銀行のパートに出たことで、ようやく居場所を見つけられたと思ったが、夫婦の溝はかえって深くなってしまう。そんな時、ある出会いをきっかけに、梨花は大きく変わっていく。

 原作は、心に空漠を抱えた女性たちの切実な思いを描いた「第25回柴田錬三郎賞」受賞作品。脚本は『眠れる森の熟女』(同局)、『マグマ』『震える牛』(WOWOW)などの篠崎絵里子氏が手がける。

 梨花の高校時代の友人で、お金では幸せになれないと異常なまでに倹約に努める岡崎木綿子役に水野真紀。同じく友人で買い物依存症が原因で離婚し、一人娘の親権を失った中条亜紀役に西田尚美。二人は梨花が起こした事件をたどるなか、それぞれが抱える心の闇と向き合わざるを得なくなっていく。

 ほかに、地主でわかば銀行の上得意。梨花が気に入り、気を引こうと大金を預けていく平林孝三役にミッキー・カーチス。孝三の孫で学生ながら自主映画にのめりこみ、多額の借金を抱えている平林光太役に満島真之介。金の出し入れが分からなくなり始めている梨花の顧客・名護たま江役に冨士眞奈美。梨花の夫・梅澤正文役に光石研が出演。

 『紙の月』は、来年1月より火曜午後10時の「ドラマ10」枠で連続5回放送。

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