歌手の松田聖子が6月1日放送のNHK・総合テレビ『SONGS』（後11：00）に出演することがわかった。2011年12月7日放送以来、約１年半ぶりの出演にあたり、用意された舞台は東京・渋谷のＮＨＫホール。それも、誰もいない客席に向かって、松田は懐かしのヒット曲から最新曲まで熱唱する。

　NHKホールは、松田にとってデビュー当時からの思い出深い場所。1980年「裸足の季節」でレコードデビューしてからまもなく、スーパースターにのぼりつめていった1980年代初期、松田がレギュラー出演していた同局の人気音楽番組『レッツゴーヤング』の収録が毎週のように行われ、『ＮＨＫ紅白歌合戦』で何度も同ホールのステージに立っている。

　松田も「NHKホールは私にとって、デビュー前からのたくさんの思い出がつまった特別な場所です。デビューから33年。『みなさんの心に届くように歌いたい』と願い続けたあの頃の自分と、このステージで再会したいと思います」とコメント。

　今回の収録は3000人収容可能な客席にあえて観客を入れず、見慣れたはずの風景によみがえる青春時代の記憶と向き合った。歌唱曲は「夏の扉」、「Sweet Memories」、テレビ初歌唱となる「LuLu!!」や「白い月」。懐かしい思い出と、歌に対する現在の思いも語る。