お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史（42）が7日、東京・台場のフジテレビ内の“小部屋”で緊急会見を行った。「重大発表がある」とメディアを呼び出し、岡村の口から語られたのは、ネット配信限定のテレビ局『ゼロテレビ』の開局（3月27日スタート）。芸能レポーター・前田忠明氏に「結婚発表じゃなかったのか」と突っ込まれると、岡村は「彼女もいてない状態ですし…、婚活は続けています。結婚するときはこの『ゼロテレビ』で発表します」と大見得を切った。

【写真】その他の写真を見る

　『ゼロテレビ』は、岡村が“CEO”を務める“日本一小さくて、日本一新しいテレビ局”のこと。開局記念に自身の結婚発表は間に合わなさそうだが、相方の矢部浩之（41）については「近いような気がするんですよね。でも、相方は昔、『ジューン・ブライド』（TBS系）というドラマに出ていたので、そこ（6月）なんじゃないかな」と期待薄。「もし、結婚の報告を受けたら、フライングで『ゼロテレビ』で伝えますよ」と勝手に約束していた。

　“テレビをもっとワクワクしながら見てほしい”をコンセプトに、地上波放送ではなくネット配信限定のテレビ局として、視聴者がワクワクするようなコンテンツを開発していく。視聴率も関係なければスポンサーもまだいないが、ルールや慣例のようなものもないのが強みだ。

　現時点で、岡村“CEO”一人だけのテレビ局だが、フジテレビ社屋内の部屋をオフィス兼スタジオとして“間借り”して、必要とあればアナウンサーやスタッフも“手伝わせて”運営していく。

　会見場にいたフジテレビの三田友梨佳アナウンサーには「うちに移籍すればすぐにアナウンス部長だよ」とその場で口説き、「（3月末に同局を退社する高橋）真麻（アナ）はすぐに呼ぼうかな。歌も歌えるし」と獲得に意欲を示していた。

　まずは岡村がホストとして出演するトーク番組（タイトル、放送時間など未定）からスタート。地上波のテレビ番組では絶対に実現しそうにないゲストとの組み合わせで生放送する。

　ライバルに挙げたのは、ニコニコ生放送で『淳の晩酌』をプライベートで定期的に配信しているロンドンブーツ1号2号の田村淳。岡村は「ゼロは自由、ゼロは原点回帰、ゼロから始める『ゼロテレビ』。テレビのバラエティーが難しい時代になっているので、昔みたいにはっちゃけた番組をやることに意味がある。可能性は無限です」とやる気をみなぎらせていた。

　『ゼロテレビ』はフジテレビ公式ホームページ内に設置される（http://www.fujitv.co.jp/zerotv/）、視聴無料。立ち上げの経緯や会見の模様はフジテレビ系で9日放送の『めちゃ×2イケてるッ！SP』（後7：00）で公開する。