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三上博史、食品偽装を追及した社会派ドラマ『震える牛』に主演

 俳優の三上博史がWOWOWの連続ドラマW『震える牛』(6月放送予定)に主演することが27日、わかった。昨年1月に発表された元記者の相場英雄氏の同名小説が原作。食品偽装をめぐる殺人事件を追う刑事と、隠蔽しようとする組織との攻防をスリリングに描く衝撃の社会派ヒューマン・サスペンス。三上は「食品偽装が食の問題、ひいては、社会の構造、人々の価値観、日常の生活への疑問を問いかけるきっかけになれば」と意気込みを語っている。

WOWOW連続ドラマW『震える牛』6月放送予定(左から)小林薫、三上博史、吹石一恵

WOWOW連続ドラマW『震える牛』6月放送予定(左から)小林薫、三上博史、吹石一恵

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 三上が演じるのは、警視庁捜査一課・継続捜査班の田川信一。未解決の「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」に疑問を抱き、捜査を始める。事件は5年前に発生。覆面姿の犯人が店員から金を奪い、店の奥で獣医師と暴力団関係者が殺害された。被害者同士の面識はなく、初動捜査での犯人像は金目当ての外国人。しかし、地道な聞き込みを重ねた田川は、食肉加工会社ミートボックスにたどり着く。さらに事件の直後、殺害された獣医師の部屋に空き巣が入り、2台のパソコンのみが盗まれていたことが発覚。犯人の真の目的は金ではなく2人を殺害することだったのではないかと、被害者の接点を捜していく。

 物語のもう一人の中心人物となるのは、女優・吹石一恵演じるニュースサイトの記者・鶴田真純。彼女も読者から得た情報をもとに“裏に顔が利く”という悪評のあるミートボックスの食品偽装疑惑を探っているところだった。

 ほかに、小林薫平山浩行木村文乃温水洋一白石美帆竜雷太小野寺昭佐野史郎古田新太らが出演する。

 スタッフには、三上が町工場の社長を熱演した同局のドラマ『下町ロケット』(2011年)を手がけた鈴木浩介監督、青木泰憲プロデューサー、音楽の羽岡佳氏が再結集。脚本は、地熱発電を題材にした社会派ヒューマンドラマ『マグマ』(同局)の篠崎絵里子氏が担当する。

 三上は、同局のドラマに出演するのは6作目。「とても制約の多いドラマ制作の中で、WOWOWはいつも思い切った挑戦をしてくれています。そんな現場で演じさせてもらえることは、とても幸せ」とコメントしている。

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