ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

“大喜利の王者”バカリズム、強さの秘けつは「球種の多さ」

 『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』(フジテレビ系)に出演するや、大喜利の“絶対王者”として一躍注目されるようになったバカリズム(36)。「どの番組に出ても“おもしろい”として紹介されてしまいます。笑いのハードルが上がってしまっていますね」とうれしい悲鳴を上げている。

11月17日放送の『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』で3大会ぶり4回目の優勝を狙うバカリズム(右端)

11月17日放送の『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』で3大会ぶり4回目の優勝を狙うバカリズム(右端)

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 『IPPONグランプリ』は、チェアマンに松本人志(ダウンタウン)を迎え、大喜利好きな芸人たちが毎回10人集まり、その腕を競い合う番組。2009年12月、深夜にこっそり始まり、後にプライムタイムに進出。8回目の大会があす17日、午後9時より放送される。

 競技化された大喜利で圧倒的な強さを見せつけているのが、バカリズムだ。過去7大会中、6大会に出演し、優勝3回、準優勝2回。ほかには小木博明(おぎやはぎ)、設楽統(バナナマン)、堀内健(ネプチューン)、千原ジュニアが1回ずつ優勝している。

 バカリズムは「あの松本さんがチェアマンの『IPPONグランプリ』で優勝した“大喜利の王者”という称号を頂いてしまっている訳ですから、仕事のオファーが増えるのはうれしいですし、ベルトの重みをすごく感じます」と自負を語る。

 仕事が増えたといえば、10月期はドラマ『ゴーイングマイホーム』に出演したり、ドラマ『高校入試』内でしか見ることのできない日産自動車のCMドラマにも登場し、“運転席の女”と大喜利風の掛け合いを見せたり。5月には監督・脚本・主演のオムニバスコメディ映画『バカリズム THE MOVIE』が公開されるなど活躍の場を広げている。

 お題を一瞬のひらめきで説いていく強さの秘けつをバカリズムは「球種の多さですかね。パターンが多い。収録が進む中で『この流れになっちゃたから、このパターンはダメだ。こっちのパターンを試してみよう』と、やりながら考えています。誰かと回答が似ちゃったら捨てる。同じ方向性の回答だったら、さらに飛躍した回答でないとウケないので」と戦術を明かした。

 好敵手については「千原ジュニアさんの球種の多さにもいつも驚かされます。自分とは全く違うタイプのホリケン(堀内健)さんも気になります。圧倒的に自分が得意な分野を持っている人はハマると強いです。カーブだけで勝負して、そのカーブが物すごく曲がる」と名前をあげた。

 第8回の出場者は、秋山竜次(ロバート)、カンニング竹山、後藤輝基(フットボールアワー)、設楽、ジュニア、徳井義実(チュートリアル)、バカリズム、堀内、又吉直樹(ピース)の9人。秋山、竹山、後藤が初出場となる。さらに、1155人の芸人が参加した『IPPONスカウト』と名付けられた大喜利テストで選出された1人を加えた10人で競い合う。ここ2大会連続で決勝進出を逃しているバカリズムは「そろそろまた優勝しないと(笑)」と静かな闘志を燃やしていた。

 『IPPONスカウト』は17日午後1時半から、『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』は同午後9時からフジテレビ系で放送される。

関連写真

  • 11月17日放送の『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』で3大会ぶり4回目の優勝を狙うバカリズム(右端)
  • 『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』のチェアマンを務める松本人志
  • 11月17日放送の『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』の出場者9人。残り1人は…明日発表

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索