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桂歌丸、アニメ映画の声優初挑戦「出来は座布団15、16枚くらい」

 落語家の桂歌丸が16日、都内で行われたアニメーション映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』(20日公開)特別試写会で舞台あいさつを行った。滝沢馬琴役でアニメ映画の声優に初挑戦した歌丸は、「落語で一人でしゃべることはできるけど、絵に合わせてしゃべるなんて、到底できませんから。嫌々承諾しました」といいながらも、出来栄えについて「座布団15、6枚じゃない」と笑顔を見せた。

桂歌丸 (C)ORICON DD inc.

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 歌丸は「出演してと言われて、正直いうと自信ないので断りました。以前、ドラマの吹き替えでトラック21まで行った。それっきりアフレコはやったことがない」と、トラウマを告白。

 「重要な役どころで、歌丸師匠にぜひやっていただきたかった」という宮地昌幸監督とマンツーマンで収録に臨み、「馬琴らしくなったんじゃないかな。絵がもうちょっと若くていいんじゃないかと思いましたけど、ものすごくいい勉強になりました」と謙虚に語った。

 宮地監督によれば、アフレコでは歌丸から「もう一回、やりましょう」と申し出ることも度々あったといい「ありがたかったです」と感謝すると、歌丸は「何度もしゃべればいいのがあるでしょ」と満足げに笑った。

 イベント後には「ホッとした」と、初の舞台あいさつに緊張していた様子。さらに、取材に応じる中で、「極悪人を演じてみたい」という密かな希望を明かした歌丸は、「なぞかけをして下さい」という報道陣のムチャぶりにも嫌な顔ひとつせず、「悪役とかけてテレビやラジオの放送禁止用語ととく、その心は、すぐに切られます」とサクッと披露し、本領を発揮していた。

 この日の舞台あいさつには、ほかに原作者の桜庭一樹氏、声の出演者の寿美菜子宮野真守劇団ひとり、主題歌を担当したCharaが登壇。劇団ひとりは「久々にスタジオジブリに対抗できるアニメができたんじゃないかと思う」と太鼓判を押すと、桜庭氏も「すごく気に入りました。大好きな作品ですね。王道のエンタメとして作りも綺麗な上、宮地監督のノワール、バイオレンスな感じが加わって、原作とアニメの作り手側が融合した作品になっている」と絶賛していた。

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  • 桂歌丸 (C)ORICON DD inc.
  • (左から)宮地昌幸監督、歌丸、共演の劇団ひとり (C)ORICON DD inc.
  • 主題歌を担当したChara (C)ORICON DD inc.
  • アニメーション映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』特別試写会で舞台あいさつを行った宮野真守 (C)ORICON DD inc.
  • アニメーション映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』特別試写会で舞台あいさつを行った桜庭一樹 (C)ORICON DD inc.

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