俳優の佐藤健が25日、都内で行われた主演映画『るろうに剣心』の公開初日舞台あいさつに登壇した。「無事にきょうという日を迎えられたのが心から嬉しく、感慨深いです」と真剣なまなざし。演じた伝説の剣客・緋村剣心ぶりには客席からたくさんの拍手が送られ、「自分の役を好きになってもらって求めてもらえるのは俳優として本当に嬉しいこと。もし機会があるならまたやらせていただきたいです」と続編にも意欲を見せた。

　江口洋介はキャストを出迎えた客席からの拍手と歓声に「なかなかいい映画でしょ？ こういう映画がもっと日本で増えて、映画館で夢見られる時代が来ればいいなと思って撮影していました」とニヤリ。香川照之も「1日でも長くこの映画が続いてくれるように願います。それだけのものが詰まった映画です」と自信をのぞかせた。

　前日にファッション誌『Seventeen』（集英社）主催イベントで涙の卒業式を行った武井は、「あれ？ 待って！ なんかきょうは珍しく朝から緊張してて」と言葉を詰まらせる場面も。すかさず佐藤から「きのう卒業したばっかりだからね」とつっこまれ、苦笑しつつ「ずっとこの日を待っていたのですごく嬉しい。早く皆さんと『るろうに剣心』話がしたいと笑顔で持ち直した。

　同作は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で1994年から99年まで連載された和月伸宏氏による人気漫画を初の実写化。舞台あいさつにはほかに蒼井優、青木崇高、田中偉登、大友啓史監督、長尾卓也が登壇した。

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