宮藤官九郎がメイン司会を務めるNHKの深夜生放送番組『おやすみ日本　眠いいね！』の第3弾が9月2日深夜（3日　前0：10）に放送される。今年1月の「正月休み最終日」と5月「大型連休」に放送した際は、「番組の放送終了時刻は視聴者の皆さんが決定」することを目玉にしてきたが、今回は予め放送終了時間が午前1時35分に決定。より“パワーダウン”した演出も計画されているという。

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　宮藤は「寝苦しい夏、皆さんのモヤモヤした眠れない声を受け止めるべく帰ってきたのですが、今回、まさかの放送終了時間決定ということで、3回目にして番組は更なるパワーダウンを余儀なくされております」と同局の決定に従うのみ。

　実は、9月3日は「ぐっ（9）すり（3）」の語呂から、睡眠健康推進機構（公益財団法人 精神・神経科学振興財団）が「睡眠の日」に制定した日。番組の趣旨にも合うことからこの日に放送日を決めたものの、NHK全国の放送設備の保守・点検の日とも重なってしまったのだ。

　宮藤も前向きに捉えて「今回こそは、テレビの前の皆さんに番組を最後まで見てもらえる方も多いと思いますし、安心して眠って頂けると思いますので、どうぞよろしくお願いします。日本列島の眠れない声、お待ちしています」と意気込みを新たにしている。

　今回、スタジオでは宮藤とともに3度目の又吉直樹（ピース）と初登場の田辺誠一が視聴者の“眠れない声”に向き合い、“ゆる〜い”トークを繰り広げる。トークの合間には、過去2回とも大好評だった市原悦子による昔ばなしの朗読など、さまざまな「眠いい企画」で安眠を促していく。

　第1回（1月9日深夜放送）は宮藤、勝地涼、又吉、音楽ゲストとして細野晴臣、第2回（5月5日深夜放送）は宮藤、又吉に加え、中村獅童、音楽ゲストに鈴木慶一が出演。生放送中に届いた「眠れない声」は、過去2回とも5000通以上。メールやツイッターで寄せられた番組の感想も、1万5000通を突破する反響があった。