俳優の妻夫木聡、深津絵里、仲村トオルが20日、都内で行われたNODA・MAP第17回公演『エッグ』制作発表記者会見に出席。主宰の野田秀樹氏が作詞、歌手の椎名林檎が作曲した劇中歌を歌うことになった深津は「とても難しいけど、歌詞と林檎さんが作り出す音には感情がある。音楽だけど、セリフのようで。プレッシャーを感じる」と、歌声披露への重圧を明かした。

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　スポーツと音楽を軸に繰り広げられる野田作品。シンガーソングライター役に挑む深津は、6月上旬から椎名と共同でレコーディングに挑戦。「1ヶ月経つけど、贅沢な時間を過ごさせてもらってる。林檎さんは特別な方で素晴らしい才能を持っていて、優しくてかわいくて、頭の良い方で、こんな方がいるんだと感じてる」と椎名への賛辞は尽きず、「これがシンガーソングライターの役に吸収されてる。役作りで得した気分」と笑みを浮かべた。

　贅沢なコラボに野田氏は「深津さんが昔、歌ってたのを知ってたし、椎名さんはいろんな調べを書ける人だと思ってた」とニンマリ。過去の歌手活動を紹介され、赤面する深津だったが、さらに椎名から「唯一無二と書いてトクベツと読むこの声に、似合わない調べはありません」とコメントが贈られると、「どうしたらいいんでしょう、褒められて。歌は苦手だけど、勇気に変えて頑張る」と声を張っていた。

　会見にはそのほか、共演の秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、橋爪功も出席。舞台『エッグ』は、東京芸術劇場にて9月5日（水）から10月28日（日）より上演。