アイドルグループ・V6の岡田准一が15日、東京・日本科学未来館で行われた主演映画『天地明察』製作報告記者会見に出席した。岡田は『おくりびと』で米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督との初タッグに「滝田組に入れたことの嬉しさを感じています」と感激。滝田監督も、岡田の演技を「本当に素晴らしかった。仕事に対する姿勢も良くて、やっぱりジャニーズはプロだなと思いました」と絶賛した。

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　第7回本屋大賞を受賞した作家・冲方丁氏の同名小説が原作の同作は、地球が丸いことさえ知らなかった江戸時代に星や太陽の観測をし、日本初の暦作りに挑戦した実在の人物・安井算哲（岡田）の生き様を描く。宮崎あおい、松本幸四郎、中井貴一ら実力派俳優が脇を固めるほか、劇中音楽を久石譲氏が担当する。

　別の機会で冲方氏と対談し、原作を読んでいたという岡田は「まさか自分にオファーが来るとは思わなかった。運命を感じましたね」と驚き。役作りのため、暦の読み方やそろばん、和算などを事前に学んで現場入りしたといい「“準備が映画を決める”という監督の教えを受け、たくさん準備をした状態で撮影できた。素晴らしい作品に仕上がってると思います」と自信をのぞかせていた。

　この日は同所にある最新のプラネタリウム映像を用いながら会見を実施。映画『天地明察』は9月15日（土）より全国公開。