1980年代に大ブームを巻き起こした「ビックリマンシール」が、巨神と人間との戦いを描く映画『タイタンの逆襲』（21日公開）とコラボレーションし、上映劇場で20万枚の限定配布されることがわかった。同シールが映画作品と手を組んだのは、今回が初。配給会社のワーナー・ブラザーズ側から熱烈オファーを受けたビックリマンのイラストレーター・米澤稔氏と兵藤聡司氏が、作品を鑑賞し「私がデザインしてきたビックリマンにも通じるキャラの完成度や面白さに感動して、これは是非やりたい！」と二つ返事で快諾し、実現した。

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　1977年にロッテより発売された『ビックリマンチョコ』は、お菓子人気もさることながらオマケのシールに子どもたちが大熱狂し、漫画化やテレビアニメにもなった80年代の社会現象の一つ。生みの親である2人は「依頼された（同配給会社の）担当の方がビックリマンシール世代の方だったのも、時代を超越して存在するビックリマンの凄さを再確認しました」と、今回のタッグを心から喜んでいる。

　完成したシールは、劇中に登場するキャラクター「キメラ」「マカイ」「クロノス」「ペガサス」の計4パターン。2人は「個性の強い映画のキャラをいかにアレンジして、楽しく格好いいキャラにするか日々悪戦苦闘しました」と制作の日々を振り返り「大人から子どもまで楽しんでいただけるキャラに出来たのではないか」と満足げに語っている。

　映画『タイタンの逆襲』は、21日より2D、3Dも同時全国公開。

≪米澤稔氏プロフィール≫
1954年兵庫県姫路市生まれ。数社のデザイン事務所に勤務した後、1977年に株式会社グリーンハウスに入社。ビックリマン「悪魔対天使」の全キャラクターを制作。現在、取締役アートディレクター。

≪兵藤聡司氏プロフィール≫
1963年兵庫県尼崎市生まれ。自動車会社勤務などを経て、1984年に株式会社グリーンハウスに入社し、ビックリマン「悪魔対天使」のキャラクターのアシスタント＆制作に参加。現在、イラスト＆デザインを担当。

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