俳優の阿部寛、上戸彩、市村正親らが22日、東京・蔵前の銭湯「梅の湯」で行われた映画『テルマエ・ロマエ』の完成報告会見に出席した。阿部をはじめ劇中で古代ローマ人を演じた市村、宍戸開が“誰の顔が最も濃いか”という不毛な言い争いを繰り広げ「この話をすると喧嘩になる」とまとまらない中、現代日本人役でヒロインを演じた上戸は「みんな一緒ですよ。皆さん濃いです」と一蹴。さらに、「現地(ローマ)の方よりは遥かに濃かった。引き立ってました」と笑いを誘った。 漫画家・ヤマザキマリの人気作を映画化した同作は、古代ローマ帝国の設計技師・ルシウス(阿部)が浴場の設計に悩みに悩んだ挙句、現代日本の銭湯にタイムスリップし、さまざまなアイデアを会得していくという物語。撮影はイタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで、現地のエキストラ1000人の協力を得て壮大なスケールで行われた。
2012/03/22