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“地熱発電”をめぐる小説『マグマ』、尾野真千子主演で連続ドラマ化

 NHK連続テレビ小説『カーネーション』で3姉妹の肝っ玉母さんを好演した女優・尾野真千子が、WOWOWのドラマWの新作『マグマ』に主演することが20日、わかった。『ハゲタカ』を大ヒットさせた真山仁氏の地熱発電をテーマにした同名小説が原作の本格社会派ヒューマンドラマ。原発事故でにわかに注目される自然エネルギーの“地熱発電”に挑む人々の夢と戦い、さらには権益を狙うファンド社長や政治家らのスリリングな人間模様を描く。

尾野真千子が本格社会派ヒューマンドラマ『マグマ』に主演 (C)WOWOW

尾野真千子が本格社会派ヒューマンドラマ『マグマ』に主演 (C)WOWOW

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 東日本大震災後の福島第一原発事故で、日本のエネルギーのあり方は変貌。以降、大きな期待とともに注目されているのが“自然エネルギー”だ。中でも地球の中心にあるマグマの熱を利用する「地熱発電」は、安全性が高く二酸化炭素の排出も少ない。日本は地熱資源量世界第3位にも関わらず、十充分に活用できていないのが現状だ。原作の初版は2006年。小説の中の原発VS地熱発電の構図が、妙に生々しいリアリティを醸しだす。

 外資系ファンドに勤める妙子(尾野)は、買収したばかりの不振企業の再建を任される。その企業は、地熱エネルギーを供給・開発している「日本地熱開発」という地方の小さな会社だった。左遷ではないかと不満に思いながらも、事業を立て直すべく乗り込んだ妙子は、やがて「日本の未来を担うエネルギーを開発する」という御室らの思いと、地熱発電の可能性を知るにつれ、自分の果たす役割を見つめ直すようになる。

 「日本地熱開発」の現社長・安藤に谷原章介、長年研究に命を燃やしてきた所長の御室に長塚京三、利権を狙うやり手政治家の龍崎に石黒賢、ファンド会社の社長・待田に津田寛治、原子力発電を推進する大学教授・宇田川に大杉漣らが出演する。

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