NHK朝の連続テレビ小説のヒロイン・バトンタッチセレモニーが19日、東京・渋谷の同局で行われ、『カーネーション』の尾野真千子と『梅ちゃん先生』の堀北真希が出席。約半年にもおよぶ撮影を全うした尾野は「大変やな〜って思ったけど、毎日が楽しかったんで、楽しんで下さい」とエール。堀北も「パワフルな役だったと思うので、エネルギーが必要だったと思います」とねぎらい、好調な勢いを見せる前作を「引き継いで頑張っていきたい」と意気込んだ。

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　バトンタッチ恒例となっているプレゼント交換会では、尾野がカーネーションの花と劇中で幾度と登場した岸和田のだんじりを忠実に再現した「ミニだんじり」をプレゼント。一方の堀北は、梅の花束とドラマの舞台となる大田区・蒲田で作られている江戸切子を贈った。色鮮やかな江戸切子を手に尾野は「今日は1杯やりたいですね」と笑みを浮かべた。

　堀北は昨年クランクインを果たしたが「まだ半分も（収録が）いってないと思うと、長いなって思います」と素直な心境を吐露。すると尾野も「そう思う。長かったですね〜」としみじみ。休みの日も台本に目を通す日々と語る堀北に尾野も深く同調した。

　そんな撮影真っ只中の堀北に、尾野は「3食しっかり食べて下さい。でないと倒れますよ」と気遣い。さらには「常に言葉に出すってことをしてました。内に溜めないことをしてましたね。だから、文句をタラタラとプロデューサーに言ってみて下さい」とアドバイスし、堀北も「やってみます」と笑っていた。

　ファッションデザイナー・コシノ3姉妹の母で、デザイナーの草分けとなった小篠綾子さんをモデルにヒロイン像を描いた『カーネーション』は、3月31日（土）に最終回。戦後復興期の東京・蒲田を舞台に、命と向き合う女性医師の奮闘を描く『梅ちゃん先生』は4月2日（月）よりスタート（NHK総合 前8：00〜ほか）。