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中居正広が『砂の器』以来8年ぶりのTBS連ドラ主演 “レインマン”さながらの特殊能力者役に挑む

 SMAPの中居正広が、4月スタートの日曜劇場『ATARU』(毎週日曜 後9:00〜 TBS系)に主演することが30日、わかった。オリジナル脚本のミステリーエンターテイメント作で、サヴァン症候群という、特殊な能力を持ったナゾの男・アタルを演じる。中居にとっては2004年に放送され最高視聴率26.3%を記録したドラマ『砂の器』で天才ピアニスト役を好演して以来、約8年ぶりのTBSの連続ドラマへの出演で、再び難役に挑戦する。中居は「このドラマで中居正広の新たな一面も引き出せていければ」と意気込んでいる。

4月スタートのTBS日曜劇場『ATARU』(毎週日曜 後9:00〜)で中居正広と共演する栗山千明と北村一輝

4月スタートのTBS日曜劇場『ATARU』(毎週日曜 後9:00〜)で中居正広と共演する栗山千明と北村一輝

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 中居は今回のドラマが決まり「TBSは8年間もどうしてたんだという思いでずっと待っていました(笑)」と、満を持しての登板に気合十分の様子。今回演じる役柄のサヴァン症候群とは、知的障害や自閉性障害のある者のうち、ごく特定の分野に限って、常人には及びもつかない能力(記憶力・演奏力・絵画・計算など多岐にわたる)を発揮する者の症状を指す。映画『レインマン』(1988年)でダスティン・ホフマンが演じており、中居も「もう一度彼の演技にも注目して見てみようと思っています。非常に難しい役なので撮影は本当に大変だとは思いますが、しっかり演じていきたい」と話す。

 中居が演じるアタルは、特殊な能力により、常に人の思考の何十手も先を行く。しかし、コミュニケーション能力に問題を抱えるため、彼の発する言葉は難解で、理解不能の行動も取り、時にパニックを起こす。ちなみに好物は「トマトケチャップ」と「ハニーマスタード」。

 ドラマでは、アタルからあらゆる事件の犯人、事故の原因につながる「キーワード」が不規則に提示され、その「キーワード」を解き明かすことが解決につながるストーリー展開。アタルの「キーワード」を解いていく役目を担うのは、栗山千明演じる元刑事の蛯名舞子と、北村一輝演じる警視庁の刑事で舞子の元上司・沢俊一。アタルと舞子・沢の3人が、奇妙な連携をとりながら毎回事件に立ち向かう。

 脚本は人気ドラマシリーズの『相棒』や『科捜研の女』(共にテレビ朝日系)、公開中の映画『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』などで実績を重ねる櫻井武晴氏が担当。アタルが発する「キーワード」の意味するものは何か、視聴者も推理を楽しめる、新感覚のミステリーエンターテイメントとなっており、中居も「間違いなく面白いです。本がおもしろい!の一言に尽きます」と絶賛。さらに「ドキュメントみたいなドラマだと思いましたし、自分が面白いと思える台本に出会えるのは、役者冥利に尽きます」と発奮する。

 また、物語が進むにつれアタルの悲しい過去も明らかになっていく。なぜ彼は犯罪現場に向かってしまうのか、そして事件の全容が見えた瞬間、被害者の苦しみや、加害者の苦悩を一身に引き受けるかのように、苦しみ悲しむのはなぜなのか。アタルにとっての本当の幸せとは何かを皆が考え、悲しみから救い幸福へ導こうとする愛と感動のヒューマンドラマも紡がれていく。

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