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『るろうに剣心』撮影現場ルポ:吉川晃司、最凶の人斬り役に「キター!!」

 ただ人を斬りたいという欲望から幕末、維新後も人を斬り続け、金で要人暗殺も請け負う浮浪(はぐれ)人斬り・鵜堂刃衛。映画『るろうに剣心』(大友啓史監督、8月25日公開)への出演オファーが届いた時「キターって思った。最もやりたかったタイプの役。セリフが少なくて、ひたすら斬りまくっている役なんて、自分にとってはストライク、ど真ん中(笑)」と語るのは、歌手の吉川晃司だ。

シルエットで醸し出す鵜堂刃衛役の吉川晃司 (C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会

シルエットで醸し出す鵜堂刃衛役の吉川晃司 (C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会

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 同作は、幕末に新時代を築くという理想から人斬りに身を投じた剣客が、維新後は殺さずの誓いを立て、宿敵たちと戦いながら贖罪と新たな時代の生き方を模索する姿を描く。1990年代に『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)に連載され、テレビアニメにもなった和月伸宏氏による原作の剣客マンガの実写映画化。主人公の緋村剣心を俳優の佐藤健が演じる。

 藤沢周平原作の映画『必死剣鳥刺し』でも圧倒的な存在感を放っていた吉川が、今度はマンガ原作の時代劇に挑戦。刃衛は剣心の前に立ちはだかる最凶の宿敵の一人だ。映画の登場人物の中でも、最も非日常に振り切ったキャラクターが求められた。

 「原作のキャラクターを忠実に再現しようとして、映画がおかしなことになってもいけない。現場ではいろいろ話し合いながらやっていました。大友監督とは初めてですが、同年代だし、NHKを退社してフリーになるなんて、腹が座った人だと思ったけど、実際、魅力的だし、安心感がありましたね。俺にあるものから、ここは使えるなってものをピックアップしていただいていると思う」。

 「俺、役者じゃないから役者みたいな芝居はできないからさ」とあくまでも「自分はミュージシャン」と分をわきまえる。そうは言っても、映画の現場で吉川を鍛えたのは、すでに故人となってしまった原田芳雄さんや山田辰夫さんだった。「お二人から常に言われたのは顔で芝居をするな、体全身でやれ、と。今回の役はセリフが少なくて、笠をかぶって顔があまり映らないところがいい。シルエットで醸し出せたらいいなって」と職人の顔をのぞかせた。

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  • シルエットで醸し出す鵜堂刃衛役の吉川晃司 (C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会
  • 『るろうに剣心』2012年8月25日(土)全国公開 (C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会
  • 『るろうに剣心』2012年8月25日(土)全国公開 (C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会

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