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『家政婦のミタ』最終回、驚愕の視聴率40%で幕! 一般劇歴代視聴率3位に

 女優・松嶋菜々子が主演し、社会現象を巻き起こした連続ドラマ『家政婦のミタ』(毎週水曜 後10:00〜 日本テレビ系)の最終回が21日放送され、平均視聴率が40.0%、瞬間最高で42.8%という近年稀に見る驚異的な高視聴率で幕を閉じた。同数字は一般劇として(NHK大河&朝の連続テレビ小説除く ※1977年9月26日以降に放送された番組)、歴代同率3位に入る快挙。また今世紀に放送された連ドラの中で1位を獲得。名実共に今年を代表する作品となり、また後世に語り継がれる“名作”として、その名を永遠に残すことになった。

驚きの視聴率40%を超えた『家政婦のミタ』最終回 (C)日本テレビ

驚きの視聴率40%を超えた『家政婦のミタ』最終回 (C)日本テレビ

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 これまでの一般劇部門の歴代高視聴率作品TOP3は、1位『積木くずし・親と子の200日戦争』最終話(1983年 TBS系)の45.3%、2位『ビューティフルライフ』最終話(2000年 TBS系)の41.3%、3位『熱中時代』最終話(1979年 日本テレビ系)の40.0%だった。今回の『ミタ』は同率3位にランクインし、あの『 3年B組金八先生』の最終話39.9%を上回る結果となった。

 最終回では、松嶋演じる三田灯(みた・あかり)が、家政婦を務める阿須田家の子供たちから「お母さんになって」と懇願され、「承知しました」と返事をしたことに、阿須田家の父・恵一(長谷川博己)は驚きを隠せない。そんなとき、恵一が食事中に倒れ、入院してしまう。阿須田家は、しばらく三田と子供たちだけの生活になる。しかし三田が母になって以来、子供たちの周りで不運なことが次々と起こり、阿須田家には不穏な空気が漂う。困惑を深める子供たちは、三田が家を乗っ取るつもりではないかと疑い始める……

 同作は初回の平均視聴率が19.5%と好発進し、第5話(11月9日放送)で、初の20%超えとなる22.5%。その後も右肩上がりで伸び続け、10話までに6週連続で20%台をキープ。第8話(11月30日放送)での29.6%を記録するなど、各局が強力な年末特番を放送する中、圧倒的な強さを誇ってきた。

 最終話直前の午後9時からは特別番組『さよなら「家政婦のミタ」特別版』が放送され、平均視聴率は28.7%を記録。1話から最終話までの平均視聴率も25.2%だった。

 近年、視聴者離れの影響で、以前のように30%を超える作品はなかなか現れなかった。視聴率15%以上でヒットドラマ、20%以上で大ヒットドラマという認識の中で、40%を超えたのは、まさに“神がかり”的な数字といえるだろう。現在のところ続編や映画化の予定はないとされている同作だが、視聴者からは“続き”を望む声が殺到することになるだろう。
(※ビデオリサーチ調べ・関東地区)

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