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TBS『水戸黄門』後枠は宮部みゆき作品 〜主演・上川隆也が“孤高の泥棒”役に

 俳優・上川隆也が、来年1月9日スタートの新ドラマ『ステップファザー・ステップ』(毎週月曜 後8:00〜 TBS系)で主演を務めることが15日、わかった。直木賞作家・宮部みゆきの同名小説を原作とし、「悪どい連中から盗みを働き、恵まれない人たちを助ける」という“孤高の泥棒”にして、赤の他人である双子の小学生の“父親役”をも背負わされる主人公を演じる。今年12月で42年の歴史に幕を下ろす時代劇『水戸黄門』の後枠でどのような作品が放送されるのか注目されていたが、時代劇から一新。宮部作品ならではの本格ミステリーを盛り込んだ異色のホームコメディを展開する。

“天才的泥棒”を演じる上川隆也

“天才的泥棒”を演じる上川隆也

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 今回で初の実写化となる原作は“所詮は泥棒。誇れるような仕事じゃない”と、プロの泥棒としてひっそり暮らす天涯孤独の主人公“俺”と、両親に捨てられた双子が、世間の目を欺くために3人家族として生活をスタートさせ、そんな彼らに次々に襲いかかるご近所トラブルをユーモアたっぷりに描いたミステリー作。

 すでに、SPドラマ『火車』(テレビ朝日系)で宮部作品の実写化を経験している上川だが、同作ついては「これまでに読ませて頂いた先生の他の作品とは一線を画すライトな作風」と親近感を抱いたことを明かす。「原作が年齢を問わず愛されている作品ですから、ドラマも幅広い世代の方々に楽しんでいただけるように演じたいと思います」と、すでに気合十分な様子。さらに「双子が抱えている根本的な問題が解決するまでをドラマで描いて行ければ最高ですね。解決はシーズン3か4あたりで(笑)」と、早くもシリーズ化への希望をのぞかせている。

 主人公の“泥棒”という弱みを握り、警察に通報する代わりに父親役を背負わせる生意気な双子を演じるのは渋谷龍生(たつき)・樹生(いつき)、ヒロインとなる双子の担任教師に小西真奈美、主人公の裏の顔を探る刑事役には渡辺いっけい、その妻役に須藤理彩が決定。このほか、伊東四朗平山あやらが登場する。

 宮部はこれまでミステリーからSF、ファンタジーに時代劇など幅広いジャンルで作品を生み出し、そのなかでも今回の『ステップ〜』は3人が織りなすテンポの良いユーモアたっぷりの会話に加え、ミステリー要素も備えた一風変わった作品。「宮部先生には是非続編を書いて頂きたいと心から願っております」というコメント通り、上川にとって新たなライフワークの1つとなるか? 注目したいところだ。

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  • “天才的泥棒”を演じる上川隆也
  • 双子の渋谷龍生(たつき)・樹生(いつき)
  • ヒロインの女教師を演じる小西真奈美

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