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TEAM NACS、5人全員で連ドラ出演 〜結成16年目で初挑戦

 北海道出身の俳優の森崎博之安田顕戸次重幸大泉洋音尾琢真が1996年に結成した演劇ユニット「TEAM NACS」が、北海道放送の創立60周年を記念した連続ドラマ『スープカレー』(HBC・TBSのみ放送/2012年4月)で、初めて5人全員でドラマ出演することがわかった。全国ネットではないローカル放送としては極めて異例といえる連ドラ制作にもかかわらず、総監修には社会現象を巻き起こした『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督、脚本はドラマ『アンフェア』シリーズの原作者・秦建日子(はた たけひこ)氏が監修を務める。

 人生の折り返し地点に差し掛かった“アラフォー”世代をメインに、若かった頃の夢や理想を胸に秘めながら、現実を生きる男たちの人間模様を北海道のソウルフードの1つともいえる“スープカレー”を題材に展開する同作。来年の4月期に1話30分の10回放送を予定し、それぞれに独立した物語が進行していくが、ラストでは全てのエピソードが渾然一体となるオムニバス形式となる。    

TEAM NACS(左から)音尾琢真、大泉洋、森崎博之、安田顕、戸次重幸

TEAM NACS(左から)音尾琢真、大泉洋、森崎博之、安田顕、戸次重幸

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 すでに9月からクランクインしており、「僕らの事を知らない多数の方々が『ハァ?』ってなるのが“なまら”楽しみです」(森崎)、「NACS5人で出演できるドラマを企画していただき感無量でございます」(安田)と、揃って喜びの声。また、スープカレー好きが高じて食品『本日のスープのカレーのスープ』を自らプロデュースするまでに至った大泉は「テーマが札幌を代表するソウルフード『スープカレー』ということで、とても嬉しく思っております」と、大満足のようだ。

 また、一昨年に熱愛・破局報道などもあった戸次は「戸次編は、なかなか結婚を決められないアラフォー男性に必見の作品です(笑)」と、やや自虐的なコメント。一方、音尾は「音尾編は、ほのぼのとした家族の姿とその家族を守るために社会の荒波の中で闘う男の姿」と、それぞれの見どころを語った。

 これまでにドラマ『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』(フジテレビ系)や映画『UDON』など、食べ物を通じて様々な人間模様を描いてきた本広監督にとって、食べ物企画第3弾となる今回。「食べるということは根源的な欲望の一つで、その欲望をテーマにした日常の中にある出来事を面白がれば昔は沢山あった良質なドラマになるのでは」と、力を込める。北海道発の新たなアプローチとなる“美味しいドラマ”の誕生となりそうだ。

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