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1970年代、新興集合住宅地に乱立した団地を舞台にする映画『みなさん、さようなら』が、主演・濱田岳中村義洋監督によるコンビで映画化され、2012年に公開されることが8日、わかった。主人公の13歳から30歳までを演じる濱田は「(空手家の)大山倍達のような体型に見える様に、身体を自分なりに鍛えたりしました。身体をお見せするシーンはないのですが、服が似合わない体型を目指すというか。印象的なのは、やっぱり、毎日毎日の団地での撮影でした(笑)」。中村監督は作品のメッセージを「人はいかにして強くなるのか、そんなところでしょうか」とコメントしている。 第1回パピルス新人賞を受賞した、作家・久保寺健彦氏の小説『みなさん、さようなら』を原作にする同作は、団地から一歩も出ずに生きると決めて大人になった少年が、孤独や葛藤に苛まれながら成長する姿を描く。中村監督は映画化について「団地から出ないで生きていく少年の、狭い世界での大きな冒険譚です。一人の人間の成長と、いかにして強くなったかということを、17年間という時間の積み重ねでそれを丹念に見せることは、監督としてぜひとも一度やっておきたいことだと思えました」と語る。

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