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アクション・ヒーローとして開花、クリス・パイン「波に乗り続けたい」

 ハリウッドで注目される若手俳優のひとり、クリス・パイン(30)。映画『スター・トレック』(2009年)で主人公ジェームズ・T・カーク役に抜擢され、ブレイクした彼の最新出演作『アンストッパブル』(トニー・スコット監督)が公開中だ。同作でクリスは憧れのデンゼル・ワシントンと初共演を果たす。昨年11月の全米公開に向けた現地のインタビューでクリスは、「大学院に通いながら、お金をもらっているような感じ。自分はとてもラッキーだと思いました」と大喜びした。

『スター・トレック』の続編も期待されるクリス・パイン (C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX 

『スター・トレック』の続編も期待されるクリス・パイン (C)2010 TWENTIETH CENTURY FOX 

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 実際にあった貨物列車暴走事故をモデルに、大量の化学薬品を搭載した暴走列車をいかに食い止めるかを描いたサスペンス・アクション映画。クリス扮する新人車掌のウィル・コルソンは、ベテラン機関士のフランク・バーンズ(デンゼル)と組み、大惨事を食い止めようと手を尽くす。クリスは「うまくいきそうもない状況で何ができるか、どれだけ勇気をふるえるか?という話。危険に直面しても、ユーモアと笑顔を忘れずに立ち向かうウィルのように僕も勇敢でいられたらいいと思う」と話す。

 『トレーニング・デイ』(2001年)でアカデミー主演男優賞に輝いたデンゼルは憧れの存在であり、リスペクトもしているが、それだけでもない。「僕には旺盛な野心があり、成功し、何か得意なものを持ちたいと思ってやる気をみなぎらせています」とクリス。デンゼルとの共演が決まって、「まず体重を増やそうとしました。彼は頑丈な体つきなので、隣に並んだ時にひょろ長いやせた若者に見られたくなかったからです」と負けん気を見せる。デンゼルとの関係は、そのまま劇中のウィルとフランクに反映された。

 「映画の冒頭で2人は対立し、実際、殴り合います。二人は世代も違うし、考え方も、世界観もまったく違うものを持っています。未経験の若者が仕事を手にし、一方のベテランの男は退職寸前という状況には緊張感がつきものです。最初にデンゼルと会ったミーティングの場で、僕たち2人の関係は角を突き合わせる2頭の牛に似ているという話をしたことが思い出されます」。

 同作はCGに頼らず、生身の俳優たちが果敢にアクションに挑んだ。「(スティーブン・スピルバーグ監督の)『激突』に似ている」とクリス。「列車の上で走ったり、飛び跳ねたりするシーンはありますが、ロボットも登場しないし、コンピューターは1台も出てきません。その代わり、もっとリアルで、70年代の映画のような、より自然な感じがあります」と手応えは大きい。「僕の映画初出演作『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウエディング』(2004年)の後はロマンティック・コメディ、最近はアクション映画のオファーが増えています。次の波が来るまでは、この波に乗り続けようと思います」と話していた。

【動画】映画『アンストッパブル』予告編⇒


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