ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

尾崎豊さんの半生を成宮寛貴主演で初ドラマ化

 「I LOVE YOU」「卒業」など数々のヒット曲を残し、1992年4月に急死したシンガー・ソングライター、尾崎豊さん(享年26)の半生が俳優・成宮寛貴主演で初めてドラマ化されることが6日、わかった。尾崎さんの音楽プロデューサーだった須藤晃氏(58)の著書『尾崎豊 覚え書き』を原作にしたオリジナル脚本で、知られざる尾崎さんの素顔を浮き彫りにしていく。オファーを受けた当初はとまどったという成宮だが、「尾崎さんのマネをするのではなく、彼のカリスマ性や時代性を反映する姿を演じることができたら」と出演を決めた。テレビ東京系で3月下旬放送予定のドラマに先立ち、BSジャパンで2月12日に未公開映像と共にドキュメンタリー特番が放送される。

尾崎豊さんの半生が初ドラマ化 

尾崎豊さんの半生が初ドラマ化 

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 26年という短い人生を駆け抜けたカリスマ・尾崎さんの半生を、没後約20年の時を経て成宮が体現する。ドラマは、CBSソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)のオーディションに現れた当時16歳の尾崎さんと須藤氏の出会いから、デビューライブ、20歳を目前にした葛藤や苦悩、レコード会社移籍、そして最期までを緻密な取材と証言を元に展開する。

 今もなお多くのファンを惹き付ける尾崎さんを演じるにあたり「なかなか決心がつかなかった」という成宮だが、「このドラマのことがなかったら、尾崎豊についていろいろ知らないままだったと思う。彼が残した楽曲も含めて」と、尾崎さんを知らない世代にも知ってもらうきっかけになると考えて奮起。かねてから抱いていた「若くして亡くなった孤独なシンガー」というイメージが「本当に孤独だったのかどうかは僕にはわかりません。この役を演じたから理解できるものでもない」とした上で、役作りに励んでいる。

 およそ10年前から尾崎さんのドラマ化を模索してきたという同作の田淵俊彦プロデューサーは「尾崎さんを知らない人にとっても共感できる、骨太で本格的な素晴らしいドラマになる」と自負。

 これまでドラマ化できなかった理由の一つに「尾崎さんを演じられる俳優がいなかった」ことを挙げ、田淵氏のなかで「最も尾崎豊に似ている俳優」という成宮に白羽の矢を立てた。「雰囲気だけでなく、世の中のいろいろなことへの考え方が真摯な点が尾崎さんにそっくりだと常々感じていた」と絶大な信頼を寄せ「双方から出された写真はポーズを取るカッコウから写真の構図まで全てがそっくり」と2人に運命めいたものさえ感じると興奮を隠せない。

 一方、ドキュメンタリー番組では、初公開の蔵出し映像や尾崎さんの遺物をお披露目する。尾崎さんの歌、そして生き様を通して現代日本が抱えるさまざまな問題をあぶり出し「夢を追い求めることの素晴らしさ」や「あきらめないこころの大切さ」を伝える。

 BSジャパン開局10周年記念ドラマ『尾崎豊20thメモリアル イヤーズ 特別企画「風の少年〜尾崎豊 永遠(とわ)の伝説」(仮)』は、テレビ東京系で3月下旬放送予定。ドキュメンタリー番組『放熱の彼方〜尾崎豊 知られざる伝説(仮)』は、BSジャパンで2月12日(土)午後8時〜午後9時55分放送。

関連写真

  • 尾崎豊さんの半生が初ドラマ化 
  • 尾崎さんの半生を演じる成宮寛貴 

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索